仕事もプライベートも大事にしてキャリアアップを実現――パーソルワークスイッチコンサルティングで叶えた「はたらき方」

テクノロジードリブンの人材サービス企業を目指す、パーソルグループ。同じ志をもつテクノロジー人材が次々とジョインしています。 今回は、マネジメント職で入社した浜部に、自身のキャリアやはたらき方の変遷、またパーソルワークスイッチコンサルティングが行うRPA事業の魅力について聞きました。

異業種からIT業界へ――「誰かに貢献する」という原点を基に、ゼロベースから着実にキャリアを積み重ねる

まずはパーソルワークスイッチコンサルティングに入社されるまでの、浜部さんのキャリアについて聞かせてください。

私は美術大学を卒業後、新卒で管理会計システムの導入コンサルティングを手掛けるITベンチャー企業に入社しました。お客さまの課題のヒアリングから、プログラミング、システムの設計・導入、導入後のサポートや運用まで一気通貫で行う会社で、4年ほど経験を積みました。

その後、IT系の医療システムメーカーに転職し、大学病院や急性期病院などの医療機関向けに医療システムを提供する営業チームの課長職を務めました。同時にプロダクトマネージャーとして、医師へのヒアリングから製品コンセプトの設計、導入まで、プロジェクト全体のマネジメント業務に5~6年ほど従事しました。

全国出張が多く、多忙な日々を送っていたため、「自身のはたらき方を見つめ直したい」という思いから転職を考えるようになり、2018年にパーソルワークスイッチコンサルティングに入社しました。

美術大学からIT会社に入社されたのですね!まったく異業種であるIT業界を選んだ理由は何だったのでしょうか?

やはり驚かれますよね。私が所属していた美術学部では、教職や作家を志望する人が多く、IT業界に就職した学生はかなり珍しい存在でした。

ただ、私の中では、大学生活を通じて純粋に絵を描いたり彫刻を作ったりするモノづくりよりも、展示会の企画運営など「何かを作って人に見せ、喜んでもらう」活動の方が好きでした。この経験から、作品づくりというよりも、「向き合う相手に貢献する仕事」をしたいという思いが強くなっていきました。

また、私が就職活動を始めた当時は、「これからもっとITの時代が来る」という時代背景があり、IT業界に未来や可能性を感じていたことも大きかったですね。美術とは畑違いの分野であるものの、これからの時代に欠かせないITにおいて、ゼロベースから新しい技術を身につけることで、クリエイティブかつ自分らしい視点で物事に貢献できるのではないかという漠然とした希望を抱いていました。それが、IT業界を選んだ大きな理由です。

そして、その中で「この人たちと一緒にはたらいたら楽しそう」と思える会社を求めて就職活動をした結果、最初の会社に巡り合うことができました。

異業種の業界に挑戦して、ゼロベースから着実にキャリアを積まれてきたのですね。ご自身の成長につながったと感じるエピソードはありますか?

知識も経験もなかったため、時間をかけて地道に知識を積み重ねていきました。特に1社目のベンチャー企業では、ゼロベースの自分に多くの機会を提供してもらえたことが、成長につながったと感じています。

当時の先輩からは、「お客さまの前に立った以上、“知らない・できない”は通用しない」「どんな仕事でもお客さまに向き合って取り組むこと」「プロフェッショナリズムを絶対に忘れないこと」といった学びがありました。プロとして業務に臨み、「成果を出す。出せないなら出せるまで努力する」という叱咤激励を受けながら、実務を通じて多くを学びました。

自分のキャリアの礎となる経験をたくさんさせてもらい、本当に感謝しています。

柔軟な「はたらき方」のために、パーソルワークスイッチコンサルティングへ

パーソルワークスイッチコンサルティングに入社を決めた理由を教えてください。

業務にはやりがいがありましたが、目まぐるしい日々の中で自分の「はたらき方」を見直し、長く楽しくはたらける環境を求めるようになったのが、転職を志したきっかけです。それには全国出張している中、父の看病に行けず、最期を看取ることができなかった経験も大きく影響しました。

その経験を通じて、これから先、家族に何かあったりライフスタイルが変わったりしたときに、後悔するようなはたらき方はしたくないと強く感じるようになりました。

パーソルワークスイッチコンサルティングの方々と面談を重ねる中で、柔軟なはたらき方の選択肢が用意されていることや、自分らしくチャレンジしたりキャリアアップできる風通しの良い企業文化を感じました。また、パーソルグループのビジョンに共感したことや、これまでの業務経験が生かせる点に親和性を感じたことも、入社を決めた理由です。

実際に入社されて、「はたらき方」の変化やキャリアアップについて印象的なことはありましたか?

これは私のキャリアの中でのターニングポイントの一つですが、パーソルワークスイッチコンサルティングに入社後、私はコンサルティングチームのマネジメントとして東京本社に配属されました。その後、名古屋で新規事業所を立ち上げるプロジェクトが発足した際、「やりたい」と手を挙げたのですが……同時期に妊娠が発覚したんです。

土地勘もない名古屋で、ライフスタイルの大きな変化と同時に新規プロジェクトへの挑戦――正直、不安も感じましたが、社長をはじめとする上長たちが「もし本当にやりたいのであれば、サポートできることはするから挑戦してみたら」と背中を押してくれました。

挑戦する浜部さんも、サポート体制を整えてくれる会社もすごいですね。

本来であれば、「新規プロジェクトの責任者」という重要なポジションを、妊娠してこれから数カ月休むことが決まっている人に任せるか? と思いますよね(笑)。しかし、そうしたライフイベントもキャリアも諦めずに支援してくれる環境が、パーソルワークスイッチコンサルティングにはあるんです。

そして、産前産後の復職後はリモートや中抜けなど、フレキシブルなはたらき方を利用しながら成果を上げることができました。社内の支援はもちろん、前向きにサポートしてくれた夫にも感謝しています。

さらに、名古屋への赴任中には、ゼネラルマネージャーに昇進することもできました。これが自分にとっての大きなターニングポイントとなり、やりたいことを諦めずに挑戦して結果を出すことができたのは、本当に有難かったと思っています。

お客様と同じ目線で共に課題を解決し、プロとして成長を支援できる喜び

パーソルワークスイッチコンサルティングが手掛けるRPA事業の特徴や魅力を教えてください。

RPA事業はソフトウェアやシステムなどのツールを活用し、お客様の作業を自動化・効率化する支援を行う事業です。

パーソルワークスイッチコンサルティングの強みは、単なる提案や導入で終わらず、お客様のニーズや課題を同じ目線で丁寧にヒアリングし、導入後のフォローやサポートまで一貫して対応する点にあります。課題の解決に至るまで責任をもって伴走することこそ、私たちの特徴だと思います。

これまでお客様の伴走支援をした中で、印象的だったエピソードはありますか?

食品メーカーの業務改善に取り組んだときのことです。人材不足により属人化した業務が多く、誰かが休むと業務が回らなくなる――多くの企業が直面する典型的な課題を抱えていました。社員の皆さんも「今の状況は大変だから改善したい」という気持ちはありつつも、「大きく体制を変えるのは面倒だし不安もある」と消極的でした。経営層がやる気でも、実際に業務を担う社員の方々は乗り気ではない……そんな現場でした。

たしかに新しいシステムの導入は、業務フローを覚え直す必要もあり、抵抗感が出やすいですよね。

そうなんです。ただ、私たちはプロのコンサルタントとして依頼を受けていますから、業務改革を実現できるよう支援することが使命ですし、そのためには社員の皆さんの協力が不可欠です。そこで最初の一歩として、丁寧に聞き取りを行いました。「何が課題で、どうしたいのか」「どんな点が負担になっているのか」など、一つひとつヒアリングを重ね紐解くことで、具体的な問題が見えてきました。

そうして現場ではたらく人たちの状況や思いを理解し、意識改革から進めたことで、私たちをチームの一員として受け入れてもらえるようになりました。結果として業務改善だけでなく、社内教育体制の内製化など幅広い成果につなげることができ、新規案件のお声がけもいただきました。この案件は、パーソルワークスイッチコンサルティングの強みを存分に発揮できたプロジェクトだったと思います。

浜部さんは新卒から長くIT業界で活躍されています。そんな浜部さんが考えるテクノロジーの魅力とは何でしょうか?

テクノロジーは、新しい技術が次々と生まれ、無限の可能性を秘めている分野だと感じています。その分、日々勉強し続けなければならない大変さもありますが、使いこなせばさまざまな価値あるサービスを生み出せる強力な武器になります。

もともと新卒でIT業界に入社したときから、「ITの力で誰かに貢献する仕事がしたい」と思っていました。これからも、テクノロジーをどう活用すれば課題を解決できるのか、どう組み合わせれば効果的なのか、どう使えば社会により良い価値を提供できるのか――そうした問いを考え続けていきたいと思っています。

新たなミッションへの挑戦。成果を出して会社へ貢献し、自分自身の成長にもつなげたい

現在は、新しいポジションに挑戦されていると伺いました。

はい。今年4月に、これまでの「コンサルティング業務」のマネジメントから、「営業部署」の管理・マネジメントへ異動しました。上長から提案を受けた形ですが、過去に営業チームのマネジメントを経験していたこともあり、「より現場に近い場所でパーソルワークスイッチコンサルティングの魅力を再発見し、新しいファンを増やしていく」というミッションに大きなやりがいを感じ、迷わず引き受けました。

具体的には、どのような業務を担当されているのですか?

私に与えられたミッションは、より弊社の営業機能を安定させるために営業機能を整理し、よりわかりやすく仕組み化することです。具体的には、バラバラに動いていたシステムのライセンス販売やインサイドセールスなどを一つの形にまとめ、お客様への提案がスムーズになる体制をつくることを目指しています。

とても重要な役割を任せていただいたと感じていますし、私自身にとっても新しいチャレンジです。現在は成果につなげられるよう、日々試行錯誤を重ねながら取り組んでいるところです。

最後に、今後のキャリアについての展望や目標を教えてください。

これまでと同じく、マネジメント職としての知見やスキルをさらに磨いていきたいと考えています。現在は、不安定だった営業組織の立ち上げができたので、これを会社の核となる部署へと育てていくことが目標です。管理職としてプロジェクトにしっかりと関わり、企画から運用まで責任を持って取り組みながら、着実に成果を積み重ねていきたいと思っています。

また、私自身「自分らしいはたらき方を実現したい」と思った経験から、「誰もがそうしたはたらき方をできる環境をつくりたい」という気持ちを強く持っています。パーソルワークスイッチコンサルティングは柔軟にはたらきながら成果を出せる会社ですし、私自身が「仕事もプライベートも大切にできる」ということを体験してきました。

その姿を示すことで、「そういうはたらき方もできるんだ」と感じてもらえるのではないかと思っています。特に女性は、ライフステージの変化でキャリアの選択を迫られることも多いですが、そんなときに私の生き方やはたらき方が少しでも参考や励みになれば、とてもうれしいですね。

取材・文=いしげまやこ(ファーストブリッジ)/撮影=山口修司(ファーストブリッジ)
※所属組織および取材内容は2025年9月時点の情報です。
※略歴内の情報は2025年4月時点での内容です。

Profile

浜部四季菜 Shikina Hamabe

パーソルワークスイッチコンサルティング株式会社
テクノロジーコンサルティング事業部
テクノロジーコンサルティング事業部直轄 エンタープライズセールス部
マネジャー

前職までは、管理会計システムの導入コンサルタント、急性期医療機関向けの医療システムパッケージのプロダクトマネージャーおよび導入コンサルタントとして従事。2018 年、パーソルワークスイッチコンサルティング株式会社にて RPA 活用事業部門のマネジャーに着任、現在もテクノロジー活用を中心とした、市民開発拡大推進支援・業務プロセス改善~プロ開発によるオートメーション化まで、広いアプローチで企業の業務課題を解決するサービスを推進。

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