第6回パーソルグループ テクノロジーLONG Meeting開催
パーソルグループは、多様かつ拡大し続けるはたらく人々のニーズに応え続けるため、「テクノロジードリブンの人材サービス企業」への進化を経営の方向性として定めています。
このような流れを踏まえ、パーソルグループでは各社のテクノロジー領域の役員・CIOが集う、「テクノロジーLONG Meeting」を定期的に開催しています。
2023年12月に開催されたテクノロジーLONG Meetingには、国内のテクノロジー領域の役職者約25名に加え、APACのテクノロジートップ4名がマレーシアとオーストラリアからそれぞれ来日の上参加しました。
パーソルグループとAPAC
パーソルグループのAPACにおける事業は、2019年に設立したPERSOL Asia Pacificを中核会社としたSBU*によって展開されており、現在は人材紹介を担うPERSOLKELLY、設備・施設メンテナンスなどを担うProgrammed社といった98社(2023年12月時点)で構成されています。
SBUとしては歴史が浅いことや、人材サービス事業は地域性が高いことより、国内グループ会社との連携は必要最低限に留まっていました。
このような背景を受け、APAC内では事業成長と事業統合を優先して進行してきていたものの、「テクノロジードリブンの人材サービス企業」を目指すにあたり、さらなるグループシナジー強化や事業のデジタル化を目指すことは必須事項であることから、グローバルな視点での連携が求められるようになりました。
その第一歩として「相互理解」を目的に、2日間に渡って国境を越えたロングディスカッションを行いました。今回はその様子をお届けします。(第5回レポートの様子はこちら)
*SBU(Strategic Business Unit):意思決定の権限を委譲し、経営判断のスピードを高めて事業価値を最大化するべく組織されたビジネスユニットを指す。
Day1:個別セッション
Day1は、各SBUごとに「相互理解」を深めることを目的としたプレゼンテーションが実施されました。
基本的には全編英語で展開され、必要に応じて同時通訳を行いながら、事業説明やIT戦略や組織について、そして利用しているシステムの概要などが説明されました。
現在SBUごとにAPACとの連携はあれど、その粒度は様々です。今回のプレゼンテーションによって「初めてAPACの取り組みを正しく理解できた」という役職者も多く、満足度は上々でした。
Day2:グループディスカッション
Day1で行ったのは事業の「相互理解」。Day2ではテクノロジートップ同士がさらなる「相互理解」を深めるべく、チームビルディング用のコンテンツやグループディスカッションが実施されました。
チームビルディングは、4チームに分かれて「マシュマロチャレンジ」を実施。乾燥パスタやマシュマロを用いて、制限時間内にいかに高い自立式のタワーを建てられるかを競うゲームです。
国内のテクノロジー役職者同士は日頃からコミュニケーションを取っているものの、APACのテクノロジートップとは初対面な方がほとんど。ゆえにコミュニケーションの工夫が必要だったようで、どのチームも白熱していました。
その後は、日本とAPACの連携を模索するグループディスカッションを実施。
「日本⇔APAC間でもっと相談したい内容は?」や、「グループallの観点でテック組織が取り組むべきテーマは?」といったテーマで約60分間におよぶ議論ののち、チームごとに発表が行われました。
今後、定期的に情報連携を行うことで合意したチームもあり、有意義なディスカッションの場となりました。
まとめ
APACではデータ利活用が積極的に行われており、日本国内でも生かせそうな事例が目立ち、参加した役職者たちは興味深く話を聞いていました。
「相互理解」を目的に、日本とAPACのテクノロジートップが国籍を超えて親睦を深めた2日間。テクノロジードリブンを加速させるためにも、グローバルな視点で互いを理解する重要性を再確認した時間となりました。
ちなみに…
2日目の夜の懇親会では、日本文化を体験してもらうべく、参加者全員で「ねりきり」づくりに挑戦。APACのテクノロジートップは、簡易道具を使った”富士山”を制作しました。
ほかの参加者も難易度に合わせ、”桜”に挑戦する人も。
初めての経験に戸惑いつつも、参加者全員が楽しみながら完成させることができました。
(2023年12月時点の情報です。)