生成AIで変革を加速させ、彩ある“はたらく”を実現する、グループAI・DX本部

こんにちは、TECH DOOR編集部です。

4つのテクノロジー部門「グループIT本部」「ITガバナンス部」「グループAI・DX本部」「グループテクノロジー推進本部」について紹介していきます。

第三弾は、「グループAI・DX本部」のご紹介です。
2025年4月に本部名を新たにし、新本部長を迎えてスタートを切ったばかりの組織です。
今回は、パーソルグループのAI・DX領域における新たな方針や取り組みについてご案内します。

はじめに

パーソルグループでは、中期経営計画2026で「テクノロジードリブンの人材サービス企業」への進化を掲げています。テクノロジー推進の大きな方針としては、おもに1.コア事業の価値向上 2.新たな価値の創造 3.環境のデジタル化の推進 4.テクノロジー人材・組織の進化の4つの枠組みを据えています。その取り組みの一つとして、CoE(Center of Excellence)をハブとして、グループ全体のテクノロジー人材・組織の拡充と、事業・サービスでの実装・活用の強化を目指しています。

その切り札ともなる中核組織が、この「グループAI・DX本部」です。2024年下期に全体で170名の大所帯の組織となり、そのうちCoEに関わるメンバーは100名以上となりました。そして2025年4月、AIによる事業変革や事業創造を成功させる覚悟を内外に示すために組織名称を「グループデジタル変革推進本部」から「グループAI・DX本部」へと変え、新たなスタートを切りました。

グループAI・DX本部とは?

グループAI・DX本部は、AIを中心としたテクノロジー活用により、国内外合わせて約150社あるグループ会社のDXを推進する組織です。顧客に提供する事業やビジネスのDXと、社内業務や従業員体験のDXの2つをミッションとしています。

グループAI・DX本部は、大きく3つの業務領域から構成されています。 1つ目は、社内向けの人事システムや財務システムなど共通業務基盤の企画開発を担う部、2つ目はグループ各社の事業変革を横断的に支援する部、そして3つ目は、人材派遣の事業変革支援に特化した部です。この3つの領域で8つの部と32個の室から成り立っています。

グループAI・DX本部の主な業務は?

この3つの領域のなかでも、特に今年度はグループ各社の事業変革をAI活用を通じて横断的に支援していくことに注力していきます。

その他にも従業員体験の向上の面では、人事・労務、総務、営業、財務・会計領域の各業務システムの運用保守をはじめ、新規システムの企画・開発・導入や、業務データの新たな活用の企画やAIを用いた施策の企画からポリシー・ガイドラインの策定などにも注力しています。

また、法人マーケティング領域においては、お客さまを約250ある人材サービスへと適正に促すために、グループ横断の顧客情報の管理やさまざまなデジタル施策を企画立案し、グループ各社の法人マーケティング機能の最適化を担っています。

グループAI・DX本部は、コア事業の価値向上、新たな価値の創造、環境のデジタル化の推進の3つを軸にパーソルグループを「テクノロジードリブンの人材サービス企業」とすべく、“はたらく”をテクノロジーファーストで変革し、デジタルの力でAI時代の新しい“はたらく”を、そして彩りのある“はたらく”を創造していきます。

ビジネスITアーキテクト部

ビジネスITアーキテクト部は、グループ共通業務やホールディングス内業務に向けたデジタル化施策やデータ利活用施策の企画、開発、運用保守を担っている部門です。「コーポレートEX室」「HR-EX室」「セールス&マーケEX室」「ファイナンスDX室」「データ利活用推進室」「HR-DX室」「セールス&マーケDX室」「ガバナンスDX室」「コーポレートDX室」「ワークフローDX室」「テッククオリティ&イノベーション推進室」の11室からなります。

この4月より6つの室が新設され、新規システムの企画・開発・導入を検討し、実装していく体制が強化されています。

部長インタビューはこちら

現場と一体になって、よりよいはたらく環境づくりを | TECH DOOR(テックドア)

テクノロジードリブンの人材サービス企業を目指す、パーソルグループ。今回はグループデジタル変革推進本部の中で、人事や財務、総務、広報といったパーソルグループ全体で共通している業務に対応するためのシステム企画や運用を一貫して担う、ビジネスITアーキテクト部の木村によりよいはたらく環境づくりについて聞きました。

グループAI推進部

グループAI推進部は、グループ横断のAIを活用した事業変革・施策を推進する部門です。「AI企画室」「データサイエンス室」「AIガバナンス室」「AIエンジニアリング室」「Career SBU連携室」の5室からなり、この4月に組成された、まさにミッションの中核を担う、肝入りの新しい部門です。

具体的には、グループ横断のAI活用施策の企画立案から、グループ横断のAI活用施策におけるシステムの企画・開発、そしてStaffing SBUへのDX推進施策やAI活用におけるCareer SBUとの情報連携・協同検討などを担います。

部長インタビューはこちら

パーソルグループがビジネスモデル変革を視野に狙う、AI活用の未来予想図 | TECH DOOR(テックドア)

テクノロジードリブンの人材サービス企業を目指す、パーソルグループ。同じ志をもつテクノロジー人材が次々とジョインしています。今回は、2025年4月に新設されたグループAI推進部の部長に就任した鰐部に、AIに特化した組織が発足した背景や今後の展望などについて話を聞きました。

デジタル推進部

デジタル推進部は、パーソルクロステクノロジー、パーソルキャリア、BPO領域のデジタル施策の検討・推進を担う部門です。「Tech SBU推進室」「Career SBU推進室」「BPO SBU推進室」の3つの室からなり、特にBPO SBU領域を担う「BPO SBU推進室」についてはこの4月に新設された新しい室になります。

部長インタビューはこちら

「チャンスはいくらでもある!」自分の市場価値を高められるプロジェクトも、ポジションも | TECH DOOR(テックドア)

今回はパ―ソルグループの各企業のプロジェクト支援を担当している田端さんに、キャリアの軌跡とパーソルホールディングスではたらく魅力について尋ねました。

デジタル開発部

デジタル開発部は、グループ・個社向けのプロダクト開発から運用保守までを担う部門です。「グループプロダクト開発室」「SBUデジタル開発室」「テクニカルアライアンス室」の3つの室からなり、特にこの4月に新設された「テクニカルアライアンス室」では、各開発チームへの開発プラットフォーム・APIの提供や、技術課題や技術負債が発生しないための仕組み作り、各開発チームの能力ギャップを埋める支援など、プロジェクトの最適化に努めています。

部長インタビューはこちら

HR業界未経験だからこそ――「新しいはたらき方」から非連続な成長を目指す、デジタル開発部長の素顔 | TECH DOOR(テックドア)

テクノロジードリブンの人材サービス企業を目指す、パーソルグループ。同じ志をもつテクノロジー人材が次々とジョインしています。 今回は、4月よりデジタル開発部の部長に着任した木村に、現在の仕事とパーソルホールディングスではたらく魅力について聞きました。

法人マーケティング部

法人マーケティング部は、グループ横断での顧客情報や名刺情報を利活用しながらリードやアポイント獲得率の向上を目指す部門です。「リードジェネレーション開発室」「リードナーチャリング室」「マーケティング企画室」の3つの室からなり、特にこの4月より「マーケティング企画室」を新設したことで、グループの法人戦略立案や、グループ各社の法人マーケティング機能の実態調査と最適化への取り組み強化を目指しています。

人材派遣事業のDX変革支援に特化した部

「Staffing DX部」「Staffing ITソリューション部」は、人材派遣サービス領域のDX戦略からIT・データ活用施策の企画立案から推進までを一気通貫にて担う部門です。CoE(Center of Excellence)が加わることで、より組織のテクノロジー活用や人材育成が前進し、事業・サービスでの実装・活用が強化することを目指しています。

本部企画部

本部企画部は、「本部企画室」「APAC CoE室」の2室からなる、部門横断の企画・検討、本部運営推進、予算管理業務、CoE統括業務などを担うミドル部門です。2025年4月より、APAC SBUに対するテクノロジー支援を担当する「APAC CoE室」が新設され、より海外との連携を意識した取り組みを目指します。

終わりに

パーソルグループには多くのグループ会社があり、個社や事業・サービスによってデジタル化やDX推進、AI・データ活用には、まだまだ多くの課題があります。しかし、今年度は、各事業・サービスが持つテクノロジー活用のノウハウを活かし、成果を一気に横展開できるような体制づくりに挑戦していくところです。

グループAI・DX本部が目指すのは、「はたらくにまつわる負」をデジタルで解消し、「はたらきがいのある社会を実現する」ことにあります。それがパーソルグループの掲げる「はたらいて、笑おう。」を実現することであり、テクノロジードリブンを標榜する私たちにしかできない取り組みだからです。

私たちは、この取り組みに対して、粘り強くチャレンジし続け「正解にしていく姿勢」を何よりも大事にしたいと思っています。私たちの取り組みや思いに賛同していただける方は、ぜひグループAI・DX本部 本部長のインタビューも併せてご覧ください。

本部長インタビュー(前偏)

【前編】生成AIで変革を加速せよ——パーソル各社の事業をアップデートするグループAI・DX本部の挑戦 | TECH DOOR(テックドア)

2025年4月に発足した「グループAI・DX本部」は、現在進行中の中期経営計画2026の達成の切り札ともいえる中核組織です。 今回から2回にわたり、グループAI・DX本部の本部長を務める岡田に、新組織の存在意義や誕生の背景などについて語っていただきます。前編となる今回は、グループAI・DX本部発足の背景や取り組みの指針についてお話しいただきます。

本部長インタビュー(後偏)

【後編】生成AIで変革を加速せよ——パーソル各社の事業をアップデートするグループAI・DX本部の挑戦 | TECH DOOR(テックドア)

前編は、本部長を務める岡田のキャリア観に触れながら、2025年4月に発足した「グループAI・DX本部」の成り立ちやミッションについて語ってもらいました。後編となる今回も引き続き岡田に登場していただき、グループAI・DX本部が目指す理想やグループ各社の現状と課題、今後の展望やグループAI・DX本部が求める人材像について語っていただきます。

※所属組織および取材内容は2025年6月時点の情報です。
※略歴内の情報は2025年4月時点での内容です。

Profile

岡田将幸 Masayuki Okada

パーソルホールディングス株式会社
グループAI・DX本部
本部長

2009年、関西学院大学を卒業後、パーソルキャリア(旧インテリジェンス)に入社。人材紹介事業の法人営業を経て、営業企画、新規事業の立ち上げ、M&A先の成長支援などに従事。2021年、人材紹介事業の企画部門責任者として事業戦略の策定やDXの推進などに携わる。その後、新規サービス開発統括部エグゼクティブマネージャー、子会社取締役、はたらく未来図構想統括部 エグゼクティブマネージャーなどを歴任。2024年10月、パーソルホールディングスに転籍後は、グループデジタル変革推進本部DX企画部部長を務める。2025年4月より現職。

このメンバーの記事

【後編】生成AIで変革を加速せよ——パーソル各社の事業をアップデートするグループAI・DX本部の挑戦

【前編】生成AIで変革を加速せよ——パーソル各社の事業をアップデートするグループAI・DX本部の挑戦

  • TOP
  • CONTENTS
  • 生成AIで変革を加速させ、彩ある“はたらく”を実現する、グループAI・DX本部