• HOME
  • CONTENTS
  • “データ”をパーソルグループの競争力の源泉へ。変革を担う推進役として

“データ”をパーソルグループの競争力の源泉へ。変革を担う推進役として

テクノロジードリブンの人材サービス企業を目指す、パーソルグループ。同じ志をもつテクノロジー人材が次々とジョインしています。今回は、経験者採用で入社した田中に、現在の仕事とパーソルホールディングスではたらく魅力について聞きました。

金融のプロフェッショナルからテクノロジー領域へ

ーパーソルホールディングス入社前は銀行に勤めていたそうですね。

大学時代商学部で経営や会計、経済などを学んでいた背景があり、新卒で銀行に入社しました。約4年ほど広島や大阪で個人顧客向けの営業を担当したのち、8年にわたって年金基金の資産運用を担うトレーダー・ファンドマネージャーを務め、ファンドのポートフォリオ管理や定量モデルの開発・運用を行ってきました。

世の中でAIや機械学習が話題になることが多くなったころに、私自身も、デジタル領域に関心を持つようになりました。そんな時、社内で新設されたデジタル企画部に社内公募でジョインすることに。データ分析プロジェクトの推進やデータ分析基盤の構築、デジタル領域での人材育成といった業務を幅広く担当していました。5年ほどの在籍期間中に、組織規模は10倍以上になりました。私が退職するころには、一番の古株になっていましたね。

丁寧な面接に心を惹かれ、パーソルホールディングスへ

ーパーソルホールディングスへ転職された理由を教えてください。

ITやテクノロジーといった領域への興味・関心を軸に転職活動を開始しました。とはいえ、前職では「技術屋」一本で仕事をしていたわけではないので、IT領域でより専門性を身に付けながら、ビジネスパーソンとしても成長できるポジションを探していたんです。そんな時、目に留まったのがパーソルホールディングスでした。

ー当時、パーソルホールディングスに対してどのような印象を持ちましたか?

会社をあげて挑戦的な取り組みをしているなと思いましたね。グループ会社を多数抱える規模感の企業でありながら、「事業成長のエンジン」としてテクノロジーを定め、チャレンジ精神あふれる取り組みを現在進行形で推し進めている点で、個人としても前向きにはたらけるのではないか、と感じました。

とくに『中期経営計画2026』において、「経営の方向性」に「テクノロジードリブンの人材サービス企業」を掲げているのが印象的でした。当時私のなかではパーソルホールディングスは「人材サービス業」として理解していたので、ITやテクノロジーに注力する企業としてはまったくノーマークだったんです。

ー選考過程で印象に残ったエピソードがあれば教えてください。

実は、パーソルホールディングスは転職候補に入っていなかったんですよ(笑)。ただ、しっかりと私に向き合ってくれた丁寧な面接で、イメージが変わりました。

「今はこの事業を拡大していて、大変な時期だ」「この組織をもっと成長させたい」などと、初対面にもかかわらず内情をストレートに話してくださる姿勢がパーソルホールディングスの社風を表しているように感じました。きれいな部分だけでなく、事業や組織の課題を含めて今のフェーズを率直に語ってくれたのが好印象でしたね。

データをパーソルグループの競争力の源泉へ

―現在の役割について教えてください。

2024年の4月に新設された、データソリューション部 SBUデータ利活用推進室の室長を担っています。データソリューション部のミッションは、「データ/AI利活用を競争力の源泉として、ビジネス価値の実現やSBU*1の利活用促進を支援し、データ/AI起点の変革のけん引役となる」です。

*1 SBU:Strategic Business Unit の略称。サービス事業領域ごとに分けた組織単位

―具体的にどのような業務に取り組まれているのでしょうか?

パーソルテンプスタッフなどのグループ各社のデータ利活用を軸にした各プロジェクトにCoE*2の立場で参画し、支援しています。

一例として、データを可視化させるBI(ビジネス・インテリジェンス)のプロジェクト推進として、パーソルテンプスタッフ向けの経営ダッシュボード開発を現在進めています。事業、財務、市場動向などのデータを可視化し、経営層がデータに基づきより迅速かつ多面的な観点で経営判断を行える状態を目指し、支援を行っています。

*2 CoE(Center of Excellence):パーソルグループ全体のテクノロジー人材・組織の拡充とともに、事業・サービスでの実装・活用を強化するために組成された組織。2023 年 4 月にパーソルホールディングス内に設置され、グループ各社の技術支援を行っている

―田中さんは室長という役割を担いながら、プロジェクトにも参加されているということでしょうか?

はい。プロジェクトの状況や課題を見ながら私も参画し、主導しています。これは一例ですが、データマネジメントの在り方を策定する案件では、さまざまなデータ基盤がありサイロ化しているため、ビジネスニーズやスピードに合ったデータ利活用ができていない課題があります。適切なガバナンスのもと、利用者が迅速にデータを利活用しビジネス価値を発揮するにはどうしたらよいか、グループ各社の本部長やマネージャーと協議を進めているところです。

―そのほかにも取り組まれている活動はありますか?

これまでCoEの立場で支援してきたさまざまなデータ利活用事例を広報するとともに、培ったノウハウを「型」としてグループ内に展開することで、グループ全体でさらにデータ利活用の輪を広げ、大きなうねりを作っていきたいと考え、認知活動を行っています。これにより新たな協業先を見つけるという狙いもあり、この4月より活動を開始しました。

ーこれから新たに関わるグループ会社や部門が多そうですが、田中さんが仕事を進めるうえで大切にしているポリシーを教えてください。

私たちパーソルホールディングス社員は事業を持たないため、直接お客さまに対して何かを提供することはありません。その代わり、我々が直接関わるグループ各社の方々をお客さまと捉えて、価値を提供できるよう心がけていますね。

魅力は、テクノロジー人材の活躍の場が社内に豊富なこと

ーこれからチャレンジしたいことや目標を教えてください。

SBU データ利活用推進室長としては、室のメンバー一丸となって仕事ができるように、それぞれが成長できるようにサポートしたいと思っています。そのうえで、私たちがサポートして新たに立ち上がった仕組みやシステムを起点に、パーソルグループ全体のビジネスが成長していく状態を目指したいです。

個人としては、パーソルホールディングスに入社した理由につながる部分で、テクノロジー領域で専門性を身に付けつつ、ビジネスの観点でも成長できるよう、引き続き経験を積んでいきたいですね。

ーパーソルグループではたらく魅力は何でしょうか?

パーソルホールディングスは人材サービス企業でありながら、テクノロジー領域に専門性を持つ人材が多数在籍しています。パーソルホールディングスはもちろん、グループ各社を見てもテクノロジー人材が活躍できるポジションや環境が豊富だと感じます。「テクノロジー活用」を軸に複数の活躍の場があるのは、魅力的なポイントではないでしょうか。

ー最後に、田中さんにとって「はたらく」とは?

一つ目は「生活の糧」。「はたらく」ことは、やはり生きていくうえで欠かせません。
そして二つ目に「生きる価値」。はたらくことで、自分が生きていることの価値を感じ取れる側面があると思います。

パーソルグループに私が入社して感じたのが、皆それぞれが「はたらくこと」に対してしっかり向き合っているな、ということです。はたらくモチベーションや意義は人によってさまざまですが、「はたらく」意味を突き詰めて考えられる人材とともに、会社を成長させていける環境も魅力だと思います。

取材・文=ファーストブリッジ 宮口佑香
(2024年6月時点の情報です。 )

田中慶亮Keisuke Tanaka
パーソルホールディングス株式会社
グループデジタル変革推進本部
データソリューション部 SBU データ利活用推進室
室長
2006 年に信託銀行に入社し、個人営業や資産運用を担当。その後デジタル企画部にてデータ利活用やデジタル人材育成を担う業務に携わり、マネージャーとしても活躍。2023 年 11 月にパーソルホールディングスに入社し、生成 AI 利活用推進に従事。2024 年4月より SBU データ利活用推進室の室長に着任し、データ戦略・企画の立案、グループ各社のデータ利活用推進を担当している。

―― 合わせて読みたい記事

CoEをけん引するマネジメント層から見た、CoE初年度の成果と今後の展望

CoEの魅力は、パーソルグループの変革の最前線に携われること

パーソルホールディングス株式会社 グループデジタル変革推進本部 DX企画部 部長兼 グループテクノロジー推進本部 テクノロジー横断部 DX横断室 室長 中桐亮

価値あるデジタル施策を推進する、頼れる組織を目指して――CoE組織の現在地

パーソルホールディングス株式会社 グループデジタル変革推進本部 ビジネスITアーキテクト部 部長 兼 ビジネスITアーキテクト部 ホールディングスBITA室 室長 木村勉

現場と一体になって、よりよいはたらく環境づくりを

ページの先頭へ