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データの利活用を通じて社員の能力を数値化したい。人と組織の魅力に惹かれ入社したコンサルタントが目指す高い志

パーソルホールディングス株式会社 グループデジタル変革推進本部 ビジネスITアーキテクト部 HR-BITA室 リードコンサルタント 真渓伸介

テクノロジードリブンの人材サービス企業を目指す、パーソルグループ。同じ志をもつIT人材が次々とジョインしています。今回は、経験者採用で入社した真渓(またに)に、現在の仕事とパーソルホールディングスではたらく魅力について聞きました。

パーソルホールディングスを選んだのは「誰とはたらくか」を重視した結果

——真渓さんが所属するデジタル変革推進本部HR-BITA室は、どんな役割を担う組織なのでしょう?

デジタル変革推進本部の使命は、パーソルグループ各社の基幹業務のデジタル化やデータの利活用の推進です。

なかでも私が所属する「HR BITA(Human Resource Business IT Architect)」は、人事領域のデジタル変革を担う組織で、パーソルグループ各社で異なる人事制度に合わせた共通基盤の構築を行っています。

——パーソルホールディングスに入社する前は、どのようなキャリアを歩まれていたんですか?

パーソルホールディングスに入社するまでに3社経験しています。

2005年に新卒で入った最初の会社で、自社で使うPOSシステムや物流システム、人事給与システムの開発などに携わり、2016年にSIerに転職してからは物流システムの受託開発を経験。2020年に転職した大手病院グループでは社内エンジニアとして人事給与システムのリプレースに携わりました。パーソルホールディングスに入ったのは2022年10月のことです。

——事業会社とSIerでエンジニアを経験されたんですね。

はい。実は社会人1年目まで、開発とは無縁の店舗スタッフだったので、会社から情報システム部門への異動を言い渡されるまで、店長か商品を買い付けるバイヤーのどちらかになるつもりだったんです。

当時、自分がエンジニアになるなんて思ってもいませんでしたが、立場や役割を変えながら現場で経験を積むうち、同僚やお客さまに喜んでもらいたいという思いが強くなり、エンジニアを経験するに至りました。

——パーソルホールディングスを選んだ理由を教えてください。転職の決め手は何だったのですか?

前職でのプロジェクトが一段落したので、新しい仕事にチャレンジしようと思い転職活動をはじめたところ、パーソルホールディングスの求人に出会いました。

パーソルグループは、中期経営計画でテクノロジードリブンの人材サービス企業に生まれ変わることを強く打ち出しており、テクノロジー人材にかかる期待の大きさがうかがえましたし、グループ各共通で利用される人事給与システムを開発するという仕事も魅力的でした。でも、最終的にパーソルホールディングスを選んだのは、面接官を担当した朝比奈、中桐、小林の真摯で誠実な人柄、そしてメンバーひとり一人に「はたらいて、笑おう。」というグループビジョンが浸透している点が決め手となりました。

グループビジョンは、会社の使命や存在意義を定義する言葉です。そこに共感がなければグループビジョンを自分事と考えることはできません。パーソルホールディングスの人たちはマネージャーやメンバーを問わず、同じ価値観を共有しながらそれぞれの役割を果たそうとしていると感じたので、安心して入社を決めることができました。

——技術的な観点だけで転職を決めたわけではないのですね。

これまで何度も人事システムのリプレース案件に携わってきたこともあり、システム開発は私の得意分野です。

ただ、自分の価値が発揮できるのであれば、システム開発以外の職種でもかまわないというのが私の考え。なのでこの領域に強いこだわりがあるわけではないんです。

どんな分野のどんな仕事であれ、そこにニーズがあり期待されるのであればそれに応えたいという気持ちが強いからこそ、誰とはたらくか、誰のためにはたらくかにこだわりがあるのかも知れません。

パーソルホールディングス株式会社 グループデジタル変革推進本部 ビジネスITアーキテクト部 HR-BITA室 リードコンサルタント 真渓伸介

どんなに難しくても人事の思いを実現する。それが私の仕事

——現在携わっているプロジェクトについて教えてください。

先日、国内グループ38社(2023年9月現在)で利用される人事給与システムのリプレースが終わり、いまは人事データの利活用を目的としたデータモデルの作成プロジェクトにリードコンサルタントという立場で参画しています。

人事データはひとりの社員が入社から退職するまでにかかわる重要な基幹データのひとつ。この大切なデータを1カ所に集め、研修システムやその他の業務システムと連携させることによって、最適な人材配置や理に適った人材育成、効率的な業務の実現につなげる考えです。ひと言でいえば、人事データの利活用を通じてデータドリブンな経営環境を実現する取り組みといえそうです。

——重要な仕事に携わっているのですね。真渓さんはどんな瞬間に仕事のやりがいを感じますか?

開発や導入をリードしたシステムが稼働し、カウンターパートであり仕事仲間でもある人事部門の方々から「使いやすくなったよ」「便利になったね」といった声をかけてもらえたときですね。社員の存在が身近なプロジェクトならではの喜びです。

一方で、システムの導入先が38社もあると、各社の事業や就業規則、ITインフラの違いを理解し、誰にとっても使いやすいシステムをつくり上げるのは容易ではない点に難しさも感じます。従来と業務フローが変わる場合もあるため、事前説明やマニュアルの準備など、開発以外にもやるべきことは山ほどあります。

社員が抱える疑問や不安を一つひとつ解消しながらプロジェクトを円滑に進めるのは大変ですが、やりがいを感じる部分でもあります。

——普段、仕事をされるなかで大切にされていることを教えてください。

人事部門の皆さんが強い思いをもって実現したい機能や要件なのなら、どんなに難しくても実現する方向で考えることを心がけています。システムの使い手である社員の理想を形にするだけでなく、万が一、最善の策がうまくいかなかったとしても、プランB、プランCを用意してリスクヘッジを図るのも私たちの仕事だという意識で取り組んでいます。

——もうすぐ入社から1年が経ちます。改めて、真渓さんにとってパーソルホールディングスはどんな会社ですか?

ステークホルダーが大勢いるプロジェクトですと、どうしても所属する部署の利益ばかりを考えてしまい折り合わないことが起こりがちです。しかしパーソルホールディングスの社員は総じて視座が高く、グループ全体を見渡してやるべきこと、変えるべきことを是々非々でディスカッションできるのでとてもありがたいですね。

「よりよいシステムが導入されるのであればいくらでも協力します」と言っていただくことが多く、とても仕事がしやすく感じます。

立場やミッションが異なる者同士が協力し合えるのは、やはり企業理念や価値観を共有しているからなんでしょうね。その点、自分の目は確かだったと思います。

パーソルホールディングス株式会社 グループデジタル変革推進本部 ビジネスITアーキテクト部 HR-BITA室 リードコンサルタント 真渓伸介

求められているのは協調性とホスピタリティがある人材

——これからどんなことに挑戦したいですか?

スキルマップやタレントマネジメントによって、社員の能力や素養を精緻に数値化できる環境を整え、誰もが自分らしくはたらける環境をつくりたいですね。

たとえば「あの人、スゴくよい発想を持っているよね」「コミュニケーション力が素晴らしいんだよ」といった、社内での定性的な評価を一定の基準で可視化できたら、コンピテンシーの解像度が劇的に上がると思うんです。

そうなれば社員ひとり一人の素養や成長に応じた支援が可能になり、隠れた才能を見つけることだって可能になります。そこから「テクノロジードリブンの人材サービス企業」らしい人材育成や人材活用のあり方を生み出せるのではないかと考えているんです。

——そのために何が必要だと思いますか?

まずは、人の能力は数値化できることを多くの社員に理解していただくことだと思います。そのためには実績を重ねるほかありません。いま携わっている人事データモデルの利活用プロジェクトもその実現に向けた大事なステップです。ぜひ成果を残したいと思っています。

——真渓さんのこれまでの経験を踏まえると、パーソルホールディングスで活躍できるのはどんな人だと思いますか?

私が所属する部署の業務は、技術力を売りにするシステムベンダーと社内SEのよいところ取りのような存在です。事業会社での内製経験やSIerでの受託開発経験の両方あったほうが馴染みやすいでしょうね。仮にどちらか一方の経験しかなかったとしても、最適解を選びぬくことに仕事の意義やモチベーションを見出せる人であれば十分活躍できると思います。

人柄としては、協調性やホスピタリティがある人ではないでしょうか。

協調性やホスピタリティをもって依頼内容と向き合い、本当に必要とされるシステムを実現したいと考え行動できる人が活躍していると思います。

とくに私たちは国内グループ38社で利用される基幹システムの構築に携わります。一人で完結できる仕事はほとんどありませんし、技術力だけでゴリ押しできる部分も多くありません。コミュニケーションを疎かにせず、チームワークを大切にしながら相手の立場を考えて開発できる人。そんな人が活躍できる環境だと思います。

取材・文=グレタケ 武田敏則
(2023年9月時点の情報です。)

パーソルホールディングス株式会社 グループデジタル変革推進本部 ビジネスITアーキテクト部 HR-BITA室 リードコンサルタント 真渓伸介
真渓伸介Shinsuke Matani
パーソルホールディングス株式会社
グループデジタル変革推進本部 ビジネスITアーキテクト部 HR-BITA室
リードコンサルタント
2005年ゲオホールディングス株式会社入社、店舗スタッフを経て情報システム部門、人事部門で勤務。2016年SIerに入社、物流システムの開発・導入などに従事。2020年SBCメディカルグループ入社、HR系のシステム担当として人事給与パッケージのリプレイスプロジェクトなどに従事。2022年10月より現職。人事給与パッケージのリプレイスプロジェクト、ITを利用したHR業務改善などを推進。

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