突撃レポート!新卒採用チームに日々の活動の裏側を聞きました

テクノロジードリブンの人材サービス企業を目指す、パーソルグループ。同じ志をもつテクノロジー人材が次々とジョインしています。

今回は、10月1日の内定式の裏側から、26年度の新卒採用活動と25年入社者の新人研修まで幅広い“新卒採用の仕事”についてまとめています!

26年4月の新卒入社者の採用活動をレポート!

まずは、どんな方が内定したのか、どういった配属先があるのかを教えてください。

2026年度はIT企画職の配属予定者10名(男性6名・女性4名)が内定しています。もともとは総合職として新卒採用をおこなっていますが、26年度の新卒枠は全てITエンジニア組織への配属を前提としたITエンジニア職のみの採用となりました。

配属先は、グループIT本部グループAI・DX推進本部の幅広い部門が対象で、おおよそ各部1名ずつという配属を予定しているので、本当にいろいろです。パーソルホールディングス内の業務システムを担当する場合もあれば、グループ全体のシステムを見る部門になることもあり、またグループ各社が運営するプロダクト開発に関わることもあるなど、幅広い職種ポジションに関われるチャンスがあります。

どこの部門に配属されるかは入社してからのお楽しみという部分もありますが、入社後もさまざまなキャリアパスを描くことができるのは、パーソルグループという大きなフィールドがあるからこそですね。もちろん、配属は本人の希望を聞きながら検討しますので安心してください。

新卒採用活動はどんなカタチでおこなっていますか?

パーソルホールディングスの新卒採用は、「総合職」と「IT企画職」の2つの領域に分けて採用部門が組成されており、「IT企画職」領域は、現在3名で担っています。メンバーは20~30代で、とてもフットワークの良いメンバーばかりです。

仕事内容は、一連の新卒採用業務を全て担っています。インターンシップの企画・運営から採用募集、応募受付、選考管理、そして内定者懇親会や入社式の企画・運営までです。

これらを3名で分担しながら進めているので、なかなかなボリュームではありますが、26年度はIT企画職のみの採用だったため、総合職採用担当者にも協力してもらいながら進めました。また、新卒入社者向けの研修は総合職と一緒に実施していくので、このあたりも連携して進めています。

▲サマーインターンシップのひとコマ①
▲サマーインターンシップのひとコマ②

自分の成長を可視化するアプリをつくる?!ちょっと変わった新人研修が話題

新人研修はどんなことをするのですか?

まずは導入研修が2週間ほどあります。会社・組織についてのキャッチアップから、組織ではたらく上で必要なはたらき方のルール、そして基本的なビジネスマナーの習得など社会人の基盤となる内容になります。

総合職の場合はこの研修が終わると現場配属になるのですが、ITエンジニア職はそれから6月末まではIT研修に参加することになり、現場配属は7月からとなります。4月後半から2カ月に渡って、私たちがしっかりと研修をおこないます。

IT研修について、詳しく教えてください!

パーソルホールディングスのIT研修は、4段階に分かれています。

まず、最初の2週間ほどで基礎的なIT用語を習得します。入社までにITパスポート資格を取得してもらうので、そこで習得した知識を補完するような内容を中心に、「サーバ構築」のようなインフラに近い領域から「アプリ開発」まで、幅広く知識をつけられる研修になっています。

次にゴールデンウィーク明けあたりからの2週間は外部研修に参加し、仮想サーバの構築に挑戦します。顧客企業から依頼を受け、顧客企業の課題や要望に沿ったサーバ構築を目指すというテーマの研修です。本番をイメージした割と本格的な取り組みで、検証からレポートまでを実施し、ビジネスの現場感を体験してもらうようなプログラムになっています。

その後は、自分のキャリアについて考えるプログラムをおこないます。これからどういうキャリアを歩みたいのか、目指すキャリアを実現するためには、まずは何に取り組んでいくとよいのか、どうしたら叶えられるのか、理想のキャリアに向けてどう成長していくと良いのかをなるべく具体的にイメージしていくプログラムになります。

そして、最後に自分の成長を予測し可視化する「アプリ」を開発します。学生時代の取り組みや就職活動で抱いていた思いなどを振り返りながら、同時にアプリ開発に必要な基礎スキルも習得しながら、これらを融合して自身の成長を可視化するアプリを作るという、ちょっと変わった研修ですが、とても好評です!

この研修の工程はなかなか複雑で難しいのですが、社会人になると自分自身と向き合う時間がなかなか取れなくなるので、とても貴重な機会になると思いますし、できあがったアプリを成果発表会で発表するときの達成感は非常に大きいと思います。発表会を見ていた社員からは、「今年の新卒はすごいな!」という声をたくさんもらい、企画・運営側としてもとても嬉しいですし、毎年この発表会が楽しみですね。

▲CIO/CDO柘植によるキャリア講話

内定式ってどのように企画しているの?現場のリアルを聞きました!

具体的に内定式の準備はどのように進めているのですか?

4月頃から徐々に内定者がではじめ、内定者が揃う6月頃から10月1日に向けて内定式の企画に取り掛かります。まずはどのように企画を進めていくか、当日の式次第について、どんなコンテンツが喜ばれそうかなど、チームメンバーでアイデアを出し合いながら進め、8月頃には登壇者の決定や内定者への周知をおこないます。

また8月後半から9月にかけて内定者懇親会を実施するので、その場での周知もおこないます。内定者懇親会は同期同士のつながりを作ることや年の近い先輩社員との交流を目的に、オンライン&オフラインともに実施しています。

オフラインは本社の食堂でわいわいゲームをしながらおこなうので、内定者の満足度も高いコンテンツになっています。この懇親会を機に、どんな人とはたらくのか、どんな環境ではたらくのかなど、より具体的な入社イメージを描けるようになったという内定者の声が多いのも特徴で、内定式がより待ち遠しいイベントになるように工夫しているのがポイントですね。

また、「内定式のことは今でも覚えている」という方も結構いるのではないでしょうか。
内定者にとっては一生に一度のイベントなので、一生心に残る温かい会にしたいという思いで企画しています。特に、4月の入社を待ち遠しいものになるよう役員には心を込めたメッセージをお願いするような工夫もしています。

▲内定者懇親会のひとコマ

IT未経験の内定者に対するフォローはありますか?

今年度は3割の方がIT領域の勉強されてきた方で、7割はIT未経験となるので、未経験でITテクノロジー領域の職種ポジションへ配属となる内定者に向けては、特に不安解消に向けたフォローを中心におこなっています。

なかでも懇談会などで「自分も未経験で入社したよ」という先輩の声や、「入社までにこんな勉強をしたよ」「入社後にちゃんと研修を実施してくれるから心配しなくていいよ」などというアドバイスはとても有効で、こういった生の声をたくさん聞けるように積極的に先輩との接点を作るようにしていますね。

また、東京以外に住んでいる内定者の方が多く、特に大阪在住の方が多いのがここ2年ほどのトレンドになっています。なぜ関西勢が強いのかはいろいろな見方はありますが、当社ではインターシップ経由での内定が100%を占めているため、今年度は大阪でのインターンシップが盛り上がったのが理由の1つかもしれません(笑)。

▲内定式の様子

IT未経験でもIT企画などに携われるチャンスがあるのはパーソルならではですね?

パーソルホールディングスでは、情報系の学部・学科出身ではなくてもIT領域のポジションに就くことは可能です。

たとえば、SIerと比較すると、「顧客向けの開発を行うか、自社の開発を行うか」、そして「若手から企画を担当し、裁量を持って企画を進められるか」という違いがあります。その上で、SIerではたとえば文系出身の学生がデジタル企画や開発現場に配属となることは珍しくはないですが、パーソルホールディングスのように事業会社であるグループ各社のプロダクト・サービスの開発や企画等に関わるポジションに、IT未経験の新卒者が配属となるのはかなり珍しいのではないかと思います。

それも入社者の意向を尊重した配属を検討していくというパーソルならでは。また、ホールディングスという立場もあり、キャリアパスが非常に幅広く、いろいろな可能性があるというのは大きな魅力ではないでしょうか。

オンラインでのコミュニケーションが中心の時代だからこそ、会社の一員としての自覚を持ってもらう仕掛けが大事

ちょっと前までは「対面」が当たり前の時代でした。その違いをどう感じていますか?

COVID-19を機にリモートワークが増え、今ではリモートワークが基本の就業スタイルになっている中では、正直会社とのつながりを感じられる機会が少なくなってきたと思います。

当社の採用も基本的にはフルリモートで実施しているため、面接は全てオンラインです。そのため、実際のオフィスを目にする機会がなく「この会社ではたらくんだ」という感覚を持ちづらいのではないかと思います。

また、入社後もリモートワークが中心となり、オフィスに出社するケースは少ない環境になります。今から6~7年前までは毎日オフィスに出社して、みんなで机を並べて仕事したり、一緒にランチに行ったり、仕事終わりには仲間同士で飲みに行くなど、社員同士のつながりがたくさんありました。もちろん、採用説明会や面接も対面での実施が当たり前で、「この会社ではたらくんだ」という実感は今よりも強く持てていたのではないかと思います。

リアルに会う機会が少ない時代という特徴を捉え、同期や先輩社員、役員、そして私たち人事担当者などとの接点を数多く持ち、社員同士の横のつながりや会社とのつながりをより実感できるような仕掛けを作ることを意識していました。そうすることで「パーソルグループの一員である実感」を芽生えさえることも狙いの一つです。

「はたらくとはどういうことか?」をしっかり考える時間は大事ですね。

インターンシップと内定者研修の中で、「はたらくとはどういうことか?」について考えるコンテンツを用意しています。

グループビジョンとして「はたらいて、笑おう。」を掲げていることに触れて、「はたらく」ということに各自が向き合う時間をつくることで、「社会人としての自覚」をより持ってもらうことを意図しています。このコンテンツはパーソルならではだと思っています。

また、「はたらくとは?」というテーマに興味・関心が高く、「はたらくこと」について深く向き合う姿勢を持っていることは、当社の内定者の特徴でもあります。これもグループビジョンへの共感のあらわれではないかと思います。

入社後に社員から「この会社ではたらいていて楽しい!」という言葉を聞くときが、採用担当者として最も嬉しい瞬間ですね。

ありがとうございました!

取材・文・撮影=テクノロジー広報室
※所属組織および取材内容は2025年10月時点の情報です。
※略歴内の情報は2025年10月時点での内容です。

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