聴くことから始める、パーソルグループで「長くはたらきたい」と思える環境づくり メンバーのステップアップにつながる経験を
テクノロジードリブンの人材サービス企業を目指す、パーソルグループ。同じ志をもつテクノロジー人材が次々とジョインしています。
今回は、経験者採用で入社した生野(はいの)に、現在の仕事とパーソルホールディングスではたらく魅力について聞きました。
「IT・企画に携わりたい」強い気持ちが実現させた営業からの職種変更
―まず、これまでのご経歴をお聞かせください
当時はまだ目新しかった電子マネーに将来性を感じ、新卒で流通系のカード会社に入社しました。主な業務は、法人に対する加盟店契約のための営業活動や、個人に対する会員募集でした。
仕事を続けるうちに「法人営業に注力したい」と思うようになり、3年目でリース会社に転職。企業向け少額融資などの業務を担当したのち、審査や企画、システム関連の業務などを広く経験し、2022年にパーソルホールディングスに入社しました。
―営業をきわめていくのではなく、他の職種への転向を希望されていたのでしょうか?
新卒の時に抱いていた「電子マネーへの将来性」にも繋がりますが、ITなどの新しいことに携わりたい気持ちは従前から持っていました。その上で、営業の仕事をしていくうちに見えてきた企画職への興味から、中長期的にキャリアを考えると、IT系の企画職に就いてみたいと考えるようになったんです。
異動自体は偶発的なものでしたが、自身のキャリア形成についての思いを上司との面談の場では都度伝えていたので、企画職に就く機会をいただけました。実際に、
グループ全体の与信管理を、グループの主軸事業だったリース事業のノウハウを生かして標準化するプロジェクトに携わることができたことは非常によい経験となりました。
―前職に10年以上在籍するなか、なぜ転職を考えるようになったのでしょうか?
井の中の蛙になってしまっている気がしたんです。
企画職に就いたのち、システム部門に異動し、30代後半でマネージャーという立場に就かせていただくこともできました。また、ビジネスの最前線である現場に近い位置で話を聞きながら、課題をシステムで解決していくという仕事は、性に合っているとも感じていました。
一方で、得意であると自他ともに認める領域の案件は多く話が寄せられますが、それ以外の領域の案件に携わる機会は減っていました。本来情報システム部門にいる以上、関わるすべての工程に対して知識を得るべきなのに、苦手な部分は疎かになってしまっていたんですよね。
40歳を目前にしたタイミングで、苦手な部分も含めて自分のIT技量を上げていきたい。さらに言えば、もっと規模が大きい仕事にもチャレンジしたいと思い、転職を考えるようになりました。
―パーソルホールディングスに入社を決めた理由を教えてください。
規模が大きい仕事と言う観点では、パーソルホールディングスは前職より規模が大きく、やりがいのある大きな仕事に携わることができると考えました。
また、面接官だった木村さんに対して、「この人とは馬が合いそう」と思ったんですよね。面接中でも話が弾む雰囲気は、今後の仕事を進めるイメージを持つ上で役立ちました。
加えて、パーソルグループに対してよいイメージを持っていたんですよね。
前職でパーソルテンプスタッフの方と一緒に仕事をしたことがあったのですが、一緒にはたらいていた派遣スタッフの方に、「仕事をくれてありがとう」と言われたんです。こういった言葉は、パーソルテンプスタッフの社員の方が親身にサポートしていないと出てこないだろうなと。
そのため、パーソルホールディングスの求人と巡りあった時、ある種の親近感を覚えました。このように、第一印象が良かった点が結果的には入社の決め手になりました。
「人となり」の理解を大切にするマネジメント
―現在、生野さんが室長を務めている組織が担う業務について教えてください。
ファイナンスBITA室は、財務領域のシステムにおける企画・保守・運用を担当しています。
パーソルグループ全体の取引に関する売上・支払を管理するシステムの運用を行っています。
企画と保守・運用を担う2つのチームに分かれており、企画チームは会計周辺のシステム刷新を、保守・運用チームは既存システムのメンテナンスを行っています。私は両チームのマネジメントを担当しています。
―マネジメントをする上で、大切にしていることはありますか?
メンバーそれぞれの「人となり」を見ることを大切にしています。
どういった価値観の持ち主なのか、家族のことをどう思っているのかなど、個々の考え方の違いを理解することを心がけています。そのためにまず、「私自身を知ってもらう」べく、自分自身をさらけ出すことは意識しています。
お互いをよく知らないとコミュニケーションの壁が生まれてしまいますが、本音で話すことでその壁を取り払いたいと思っているので、家族のことを含め、メンバーには自分の話はよくしていますね。
―「人となり」を見ることを大切にするようになったきっかけは何だったのでしょうか?
きっかけといった特別なことはありませんが、私自身仕事に限らず、日頃から「目の前の相手の小さなポイントを捉えられるかどうか」を意識しているのだと思います。小さなポイントの積み重ねで、相手の人となりが見えてくる部分もあると思うので。
とはいえ私自身、パーソルホールディングスでのマネージャー歴はまだ半年。本当に捉えられているのかは未知数です。私はあまり介入するタイプではありませんが、中にはアドバイスを積極的に求めているメンバーもいるかもしれません。
今後2~3年の間でパーソルではたらく上でのマネジメントスタイルを作っていきたいと思っています。
若手社員には、テクノロジー人材としての確かな経験を積んでほしい
―メンバーに対しての思いなどはありますか?
「長くはたらきたい」と思える状態を作りたいと考えています。
私の部署は、当社でのキャリアが一番長いメンバーであっても1年半程度の社歴の浅いメンバーで構成されています。はたらく上でメンバーには、多様な経験をパーソルで積んでほしいと思っています。
多くのグループ会社が関わるプロジェクトに携われるのは、パーソルホールディングスならではの魅力。しかし、それを実感するには3~5年程度のスパンが必要です。だからこそ、皆がある程度長くはたらきたいと思う状態を作ってあげたいと思っています。
―今後パーソルホールディングスで実現したいことを聞かせてください
まず、若手がマネジメント経験を積みやすい組織を実現したいと思っています。
組織力の向上には、若いマネジメント人材を育成していくことが大切です。そのためには有望な若手に早い段階でマネジメントを経験させ、そうした人材をキャリアの長い私達がバックアップしていくことで、より強固な組織を目指せるのではないかと感じています。
また、今よりもさらにグループ会社共通で利用できるデータを適切に管理できる状態を実現したいです。取引先に関するデータについて、グループ会社との適正な管理や使い勝手のよい情報の在り方を模索し、スキームを構築していきたいです。
―最後に、パーソルホールディングスへの入社を検討している方に、ひとことお願いします。
パーソルグループはとても自由な気質です。目的や手段を説明し、了解がとれれば、自分がやりたいことに取り組めるし、バックアップもしてくれます。一定の経験と強みを持ち「新しいことにチャレンジしたい!」という方には、自信をもっておすすめします。
取材・文=ファーストブリッジ 土屋明子
(2023年9月時点の情報です。)
- 生野太基Taiki Haino
- パーソルホールディングス株式会社
グループデジタル変革推進本部 ビジネスITアーキテクト部 ファイナンスBITA室
室長
- 2003年流通系カード会社入社、営業職に従事。2006年リース会社に入社、融資、審査、プロセス改善の企画を経てシステム企画・運用保守に従事。2022年7月パーソルホールディングス株式会社入社。財務業務領域に関連するシステムの企画、開発、運用保守を担当。2023年1月より現職。