「チャンスはいくらでもある!」自分の市場価値を高められるプロジェクトも、ポジションも
パーソルグループは、6万人もの社員を抱える総合人材サービスグループです。
今回はパ―ソルグループの各企業のプロジェクト支援を担当している田端さんに、キャリアの軌跡とパーソルホールディングスではたらく魅力について尋ねました。
お客さまの課題解決に向き合ったコンサル時代、より現場を志向し常駐へ
――まず、これまでの経歴を聞かせてください。
私はコンサルティング会社2社を経て、2022年5月にパーソルホールディングスへ入社しました。
1社目は9年在籍しておりました。入社当初はお客さまのシステムを自社で開発するプロジェクトの支援を担当。毎年担当するプロジェクトが変わりましたので、技術・知識的なことはもちろん、人間関係もその都度一から構築するスキルが身につきました。
その後、お客さまの会社に常駐し、お客さまのプロジェクトを支援する仕事スタイルに変化しました。そこでお客さまに寄り添ってプロジェクトを支援することの楽しさを知り、さらに特化していきたいという想いを強く思いました。加えて、少し高い職位にチャレンジしたくなったこともあり、転職を決意しました。
2社目では金融係のシステム子会社のお客さまの会社に常駐し、インフラ系プロジェクトのPM(プロジェクトマネージャー)を務めました。この会社には8年在籍しましたが、担当したのはその1社のみ。長期間にわたりお客さまを支援するという珍しい体験をしました。ただ、この頃から関わる案件が似通ってきたり、プロジェクトがルーティン化していたりすることに疑問を覚えるようになりました。
「もっと多様なプロジェクトに携わりたい」「自分を成長させたい」との思いから自分のキャリアを見つめ直し、次は事業会社で自分が所属する組織の課題解決に貢献したいと考えるに至りました。
入社の決め手は面接官の「新しい組織を作るから、そこに入ってほしい!」のひと言
――数多くある事業会社のなかからパーソルホールディングスに入社されました。決め手は何だったのでしょうか?
面接の際に「新しい組織をこれから作る。そこに加わって、ぜひとも力を貸してほしい」と言われたことが決め手です。
実は当社の他にもう1社内定をもらい、入社を検討していたところがありました。両社とも内定をもらうまでのスピードがきわめて速く、意思決定の速さを感じるよい印象の会社でした。そうしたなかパーソルホールディングスを選んだのは「組織の立ち上げに参画できる」「何か新しいことができそうだ」という期待値が大きかったからです。
後から聞いたところ、私の経歴から「プロジェクト推進のプロ」と判断し、採用したとのことでした。
「グループ全体のDXを推し進めている!」の実感が仕事の醍醐味
――現在のお仕事について、具体的に教えてください。
主な業務は、国内グループ会社のプロジェクトの推進・サポートです。
現在、私は3つのプロジェクトに携わっています。そのうち1つはテンプスタッフ社の基幹系システムの機能改修プロジェクトです。対象となるシステムは派遣スタッフや、派遣先企業様、テンプスタッフの社員など、影響するユーザが多岐にわたることから、責任の大きさを感じています。
このプロジェクトを含め、現在稼働している案件の多くは期間1年程度の大型プロジェクトです。各プロジェクトは、やることや目的が決まっていますが、我々が行う具体的なサポート内容は決まっていません。「どういったサポートを行えばプロジェクトが前に進むのか?どういった役割を担えばプロジェクトに貢献できるのか?」などサポート内容を自身で考え、決定するプロセスも楽しいと感じています。
――現在の仕事のおもしろいところや、大変なところがあれば教えてください。
グループ会社の中に入っていき、自身で考えて役割を決めていくことは、楽しい反面少し大変さを感じることもあります。なぜなら、グループ会社とはいえ、会社ごとにカルチャーがまったく異なるからです。
また、各社ごとに担当している業務内容や、システムの中身をキャッチアップすることも大変なことのひとつです。
その一方で、「グループ全体のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進しているんだ!」という感覚は、この仕事ならではの醍醐味でしょう。
現状、グループではDXを推進しようとしているものの、その担い手となる人材が足りていません。足りない人的ソリューションの部分に自分達が加わることで、スムーズにプロジェクトが進められる事例も多くあります。
サポートに入った各プロジェクトで、それぞれのメンバーがパフォーマンスを発揮すれば、グループ全体のデジタル改革が前に進むでしょう。これが一番大きなやりがいになるはずと考えています。
グループ全体でDXに取り組むなか、その「中心部に自分はいる」
――パーソルグループは2026年までの中期経営計画にて「テクノロジードリブンの人材サービス企業」と掲げています。実際にはたらく中で、会社のDXへの姿勢を感じることはありますか?
会社のDXへの想いは人員増強の面から感じます。私が所属するDX推進準備室は2022年10月時点4名程度でしたが、2023年5月には約30名へ増員。2024年3月末までには数倍の人数へ増員することを目指しています。今年度だけではなく、今後3年にわたりデジタル人材を増やす予定もあります。「DX推進」の掛け声はあちらこちらでよく耳にしますが、これだけ大きく舵(かじ)をきれる会社はパーソルホールディングス以外あまり多くはないと思います。
私自身の社会人人生の中でこのスケールで組織が成長するタイミングはそうそうないと思っています。希少なタイミングに立ち会えるチャンスに恵まれました。グループ全体でDXを推進していこうという気運の中、その中心部分に自分がいるのです。
今は一人ひとりの市場価値が上がるタイミング。チャンスはたくさんある!
――最後に、描いている今後のキャリアイメージと、パーソルホールディングスではたらく魅力を聞かせてください。
グループ会社のプロジェクト支援はまさに始まったばかりです。まずは、今支援しているプロジェクトの一つ一つを確実に成功させていきたいですね。自分自身のキャリアを振り返ると、転職を考えたタイミングは、停滞感を感じた時だったように思います。現状は前進あるのみ、停滞感はゼロです。
ここには自分の市場価値を上げられるような大型プロジェクトに関わるチャンスがたくさんあります。数年この組織で働いていれば、誰もが「プロジェクトをしっかり回せる」「超上流工程を手掛けていた」と自信をもって言えるようになっているはずです。
現行メンバーやこのあとすぐに入社してくるメンバーは、グループ支援の中核メンバーとしての位置づけになります。そこからリーダーのポジションになる人も多いでしょう。そういったポジションを得るチャンスがたくさんある点も、パーソルホールディングスではたらく魅力だと思います。
取材・文=ファーストブリッジ 土屋明子
(2023年5月時点の情報です。)
- 田端太郎Taro Tabata
- パーソルホールディングス株式会社
グループデジタル変革推進本部 DX企画部
SBUプロジェクト推進室 室長 兼
グループテクノロジー推進本部 テクノロジー横断部
DX横断室 - 2005年アクセンチュア株式会社に新卒入社、ITコンサルタント業務を担当。2014年株式会社ベイカレント・コンサルティング入社、多数の案件を担当し顧客の問題解決に寄与。2022年5月より現職。「テクノロジードリブンの人材サービス企業」を実現するためグループ各社と共に各種プロジェクトのサポートに邁進。