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【式典レポート】2023年度IT賞(マネジメント領域)受賞

2024年1月31日、2月1日に第39回IT戦略総合大会-経営とITの融合を目指して-が開催されました。パーソルホールディングスは2023年度のIT賞(マネジメント領域)受賞に伴い、表彰式典、また記念講演に登壇いたしました。 

受賞にあたり、Webアプリのプロダクトオーナー、またベトナムからオフショア連携しているメンバーより寄せられたコメントを紹介します。 

今回受賞した取り組みは、これまでパーソルグループ内に複数存在していた営業社員向けの情報管理システムを一元化し、営業社員の情報収集プロセスを効率化した社内向けWebアプリケーションを内製開発。グループ全体でのクロスセルアップに貢献した事例です。詳細は「営業員向けWebアプリ「Genie」で、パーソルグループとしてのシナジー効果を最大化」をご覧ください。 

<IT賞概要>

“ITを高度に活用したビジネス革新”に顕著な努力を払い、優れた成果が認められた企業・団体・機関・個人が表彰される制度で、トランスフォーメーション領域、社会課題解決領域など、6領域が選定されます。このたびパーソルホールディングスは、既存事業への業績貢献、IS部門の自社内(グループ内)地位向上に関わる取り組みを審査する「マネジメント領域」を受賞しました。

Webアプリ開発にあたり、プロダクトオーナーを担当した坂本よりコメント

―受賞おめでとうございます。今のお気持ちを教えてください。

ありがとうございます。今まで約2年間取り組んできたプロジェクトを表彰いただき、大変嬉しいです。 
今回、プロジェクト全体の取り組み(システム的な観点だけではなく、それをユーザーに届けるプロセスなども含めて)を評価いただいたので、このGenieというプロダクトに関わった全員で獲得した賞なのだと考えています。 

―今回の取り組みの概要を教えてください。 

今回IT賞受賞の対象となったのは、「顧客ニーズ起点の営業活動」をパーソルグループで実現するために取り組んだ、営業員向けのアプリケーション”Genie”の機能開発/改善を中心とした取り組みです。 

この取り組みにおいて、重要な3つの要素があります。1つ目は「はやい」(必要な情報を素早く手に入れられる)、「かしこい」(スマートな営業活動を実現する)、「たのしい」(使っていて楽しい)の3つのコンセプトを軸にしたGenie機能開発、2つ目はグループ会社それぞれに寄り添った現場への利用促進活動、3つ目はGenieプロジェクト自体のアジャイル化です。 

つまり、3つのコンセプトを軸にして、ユーザーの声を取り入れながらプロダクトの価値を高める。そして営業員のみなさんにGenieを最大限活用いただくため、現場に利用促進し、さらにプロジェクト自体もアジャイル化して素早く改善を重ねられるようにする。このようなプロダクト改善の取り組みを継続的に実施し、クロスセル売上の向上に貢献してきました。

2023年度IT賞受賞企業記念講演にて

どのような点が評価されての受賞だったのでしょうか。

端的に言えば、テクノロジーの力によってグループ営業員の連携を強化し、それがクロスセル売上の向上につながったという点です。所属する事業会社を横断してグループ内の商材を提案する機会を拡大する目的で開発されたGenieというアプリに、先述の3つのコンセプトを軸にしたさまざまな機能を搭載しました(例:商材ごとのおすすめ度を表示する機能や、名刺情報や取引履歴、顧客企業の組織図や最新ニュースを提供する機能)。

こういった機能開発や改善の実施と、効果的な利用促進の取り組みを通して、Genieをリリースした2021年度に比べると、22年度はクロスセルによる売上高は156%にまで成長しました。またアジャイル開発を実施することにより年間100件の機能改善をしていることも併せて、評価いただくことができました。

―これから実現していきたいことや、今後の意気込みを聞かせてください。

これからも、最新のテクノロジーも駆使しながら、Genieというプロダクトの価値を高めていきたいと思っています。そうすることで、営業員の皆さんがより「はやく」「かしこく」「たのしく」業務に取り組み、その先の顧客に対してパーソルとしての支援ができるように、グループ全体の連携を強化していきたいです。

ベトナムより新機能開発チームのリーダーとして携わったLy Huyよりコメント

―受賞おめでとうございます。ベトナムと日本という国を跨いだプロジェクトに携わってみて、面白さを感じた点を教えてください。

Honestly, when I do anything that is recognized with an award, I feel very honored and happy.What I like about working on Japanese projects is the very careful way of working and controlling quality during delivery.
The Japanese project’s documentation looks very confusing if never done it before, and especially for a non-Japanese person, it’s even more difficult to understand. But if I take the time to read carefully, it’s very specific and clear, this helps me learn a lot of things while working.

受賞できてとても嬉しく、光栄です。日本のプロジェクトの好きなところは、仕事をとても慎重に進め、品質を担保しながらデリバリーを進める点です。今まで一度も日本のプロジェクトに参画したことがない人にとって、資料などの成果物はとても複雑に見えますし、特に日本語に慣れていない人にとってはさらに理解するのが難しいと思います。しかしきちんと読めば、それらが明確かつ誤解を招かないよう具体的に記載されているのが分かり、このおかげで多くのことを学ぶことができました。 

―今後の意気込みを聞かせてください。

Let’s move forward and contribute as much as possible to the current project.

Control the best quality as much as possible when delivering, create trust from customers to have the opportunity to increase resources for current project, or other projects if customer needs.

さらに前進して、このプロジェクトにできるだけ貢献したいと思っています。デリバリーにあたっては最高の品質を提供し、信頼を得ることで、よりPPTベトナムと日本の関係性を強化していきたいと考えています。

―(おまけ)式典参加にあたり来日いただきましたが、日本はいかがでしたか?

The event looked very formal and majestic. It’s an honor to be present at the event. Thank you!It was my first time coming to Japan, and I was quite impressed that the environment was very clean, the food is delicious, the train system is quite modern and complex, and especially I have a very friendly and funny Japanese manager and customers. Thank you so much ALL.

式典はとてもフォーマルで、華々しいものでした。参加できたことをとても光栄に思います。ありがとうございます!日本に来るのは初めてだったのですが、環境がとても清潔で、食べ物は美味しく、鉄道が近代的かつ複雑で、特に、日本のメンバーがとてもフレンドリーで面白い方々だったことに感銘を受けました。皆さん本当にありがとうございます!

日本とベトナムの協業メンバー

ベトナムよりブリッジSEとして新機能開発・仕様の落とし込みに携わったPham Thi Hong Thuyよりコメント

―受賞おめでとうございます。受賞を聞いた時の率直な感想を教えてください。 

Indeed, I felt so surprised to hear the News. I was really so surprised, happy and honored that I already shared with our team and my family/friends also for many times.

とても驚きました。この賞について、私のチームや家族、友達に何度もシェアしましたが、その時にもとても幸せで光栄だと感じました。 

―ベトナムと日本という国を跨いだプロジェクトに携わってみて、面白さを感じた点を教えてください。 

The most interesting things I found with Genie Project itself is with Thankyou card function, Comment function, Connect point function, WordCloud function, etc… I understand that how far Japanese take care on their partners/their customers like that.

Genieプロジェクトに参画していて最も興味深かったのは、日々の小さなありがとうを伝えるための仕掛けや相談窓口、AIが顧客に合わせたサービスを提案するといった、営業員の利便性を重視した機能群です。これらの機能によって、日本のメンバー達が、どれほど同僚たちや顧客に寄り添っているのかということを理解しました。

―今後の意気込みを聞かせてください。 

Want to go along with Genie Project for long long time and devote for the develop of next phase when utilizing AI/ChatGPT to Genie project. Eager to join in.

This was the 4th time I’ve come to Japan, but I still cannot see either snow or Sakura flower. Hope that next time, I can reach at my hope😊 together with my teammates.

これからも長期的にGenieプロジェクトに参画し、AIや生成AIなどを活用した次の開発に貢献したいと考えています。一緒にはたらけることがとても楽しみです。 
日本に来るのは今回で4回目だったのですが、雪や桜を見ることがまだできていません。できれば次回日本に来る際には是非チームメイトとともにそれらを見られることを願っています。 

祝賀会にて。プロジェクトメンバー全員が集合しました

(2024年3月時点の情報です。)

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