• HOME
  • CONTENTS
  • ITコンサルタントとエンジニア、両方の視点を生かしITと事業の橋渡しを目指す

ITコンサルタントとエンジニア、両方の視点を生かしITと事業の橋渡しを目指す

テクノロジードリブンの人材サービス企業を目指す、パーソルグループ。同じ志をもつテクノロジー人材が次々とジョインしています。 今回は、パーソルホールディングスへ新卒入社し、現在はパーソルキャリアへ出向している宮本に、パーソルグループではたらく魅力について聞きました。

広い知見が得られる環境に惹かれ、パーソルホールディングスへ

―宮本さんのこれまでの経歴を聞かせてください。 

2017年に新卒一期生としてパーソルホールディングスへ入社しました。入社後、AWS基盤の管理チームに配属され、2019年からは「C-MAC」と呼ばれるグループ全社向けの次世代クラウド基盤のネットワーク設計プロジェクトでプロジェクトリーダーとして、基盤設計および運用チームの立ち上げに携わりました。その後2022年にインフラエンジニアとしてパーソルキャリアへ出向し、今に至ります。 

―パーソルホールディングスを選んだ理由は何でしょうか? 

当時のグループIT本部は、パーソルグループ全体のインフラを20名前後で運営しており、若手でもチャレンジできると思ったからです。就職するにあたり「いろいろなものを見て、広い知見を得たい」と考えていたので、グループ内にさまざまな業態やそれに紐づくシステムがあるパーソルホールディングスならそれが叶うのではないかと考えました。 

最終的な決め手となったのは、面接官の印象がとても良かったことです。面接官のひとりは当時グループIT本部の本部長を務めていた内田さんでした。のちに上司として私のキャリアプランの相談に乗っていただき、今でも大変お世話になっています。

より良い企画を生み出すために、エンジニアへの転向を決意 

―現在はパーソルホールディングスではなく、パーソルキャリアに所属されていると伺いました。なぜITコンサルタントからエンジニアへ転向し、パーソルキャリアではたらかれているのでしょうか?  

「C-MAC」のプロジェクトリーダーに就いた当初は基盤の立ち上げフェーズで、明確な課題が散在している状況でした。このため、解決までの道筋を立ててプロジェクトを回す役割がメインになっていました。しかし運用開始から1年ほど経ち、ある程度課題を整理できた頃から、基盤をより良く、エンジニアが使いやすい機能の企画が求められるようになりました。

ゼロからイチをつくる企画力が必要になった際、私には技術者としての経験がないため、エンジニアが何を望んでいるか、どんな企画が喜ばれるかというアイディアに乏しいと感じるようになったんです。そんな時、「ITコンサルタントとしてより良い企画を生み出すため、自分がこれまで作ってきたサービスを使う側であるエンジニアの経験を積みたい」という思いが芽生えました。

そんな思いを当時の上司に相談したところ、「AWSを事業やサービスで活用しているグループ会社へ出向し、エンジニアとしての経験を積む」というキャリアを提案いただきました。その後、私個人の成長機会や、受け入れ先からの要望などの条件にパーソルキャリアが合致し、出向して今に至ります。

―転職は考えなかったのでしょうか?   

もちろん転職も考えましたが、エンジニアとしてのスキルがない状態で他社に転職しても、おそらく価値は発揮できないだろうと思いました。一方、パーソルグループ内でエンジニアに転向すれば、エンジニアスキルの面では迷惑をかけてしまうものの、例えばC-MAC基盤の設計といったグループネットワーク環境に対する知識をもって、異動先の組織にも貢献することができます。受け入れてくれた組織に対しプラスをもたらすことができるという点で、転職よりもグループ内異動の方が私には合っていました。

加えて、パーソルグループは多様なはたらき方に対応しており、とてもはたらきやすいです。エンジニアとしての勉強や資格を取るために、この環境でスタートできることのメリットは大きいと考えました。

情熱あふれるエンジニアに囲まれ刺激的な毎日

―宮本さんの現在の役割について教えてください。 

パーソルキャリアのクラウド推進グループで、基幹システムのクラウドリフトを担当しています。 
現在パーソルグループでは、オンプレミスのデータセンターを廃止し、クラウド化を推進しています。私もその文脈の中で、パーソルキャリアで基幹システムのクラウドリフトを担当しています。 

―パーソルキャリアに対するイメージは、実際にはたらく前後で変化しましたか? 

ギャップはなかったです。パーソルキャリアのIT組織は挑戦に対する情熱を持った人材が多いというイメージがあり、実際その通りでした。 
みなさん新しい技術に常にアンテナを張っていて、それを積極的に取り入れシステムに生かそうという意識が強いのです。その根底には「ITの仕組みと事業をより密接に紐づけていかないと業界の中で立ち遅れるぞ」という危機感があるように感じますね。 

今いる部署は転職してきたメンバーが多く、それぞれが多様な経験を積んできているため、日々の会話すら勉強になります。 

―業務を行う上での課題などはありますか? 

インフラとアプリの間の相互理解はもっと深めていけるのではないかと思います。 
例えば、アクシデントが発生した際に、双方の理解が浅いために、アクシデントの要因がインフラなのかアプリなのかが分からず、動きが止まってしまうといったことがありました。 

相互理解を深めることで連携がもっとスムーズになれば、業務効率も上がるのではないかと感じています。

「インフラ・アプリ・事業」、三者を繋ぐ存在になりたい

―エンジニアとしての業務を通じて、新たに生まれた気づきはありますか? 

エンジニアの中でもインフラエンジニア、アプリエンジニアの間に壁があり、それぞれ独立してしまっていると感じます。エンジニアは自分の領域を極めることには情熱を注ぐ一方で、自分以外の人に説明するのが苦手な人が比較的多い印象です。これが壁の一因ではないかと。

一方で、近年はITシステムとビジネスの関係がより深まり、システムに関わるすべての人が共通認識を持って、根本的な課題解決のための会話をすることの重要性が増しています。企画職としての経験を生かし、自分の領域におけるわかりやすいアウトプットを作ったり、他の領域の情報を整理して理解し、チーム内に還元したりすることができれば、それは私のエンジニアとしての強みになると考えています。

2社を経験して感じた、パーソルグループの魅力について教えてください。 

とにかく人がいい、話しやすいメンバーが多いというのは、入社前の面接の時から変わらず感じている魅力ですね。

「エンジニアはコミュニケーションが苦手」というイメージがありましたが、リモートワークであってもチャットツールでのコミュニケーションはスムーズにできていますし、「ちょっと相談したい」といえば、すぐにオンラインで会話できるような関係性が築けています。

また、年次に関わらずどんどんチャレンジさせてくれる風土もパーソルグループ全体の特長ではないでしょうか。私の場合は入社3年目でクラウド基盤刷新という大きなプロジェクトのリーダーを任せていただきましたが、他の会社ではまず経験できないことだと思います。

「企画職からエンジニア職へチェンジし、かつ転籍ではなく出向」という私のキャリアの積み方も、ある意味チャレンジです。グループ会社がたくさんあるからこそできたことでもあります。私の場合は出向先に恵まれたところも大きいですが、思い切ってチャレンジして本当に良かったです。

 

―最後に、今後パーソルグループで宮本さんが実現していきたいことはなんでしょうか? 

インフラを主軸に置いた上で、アプリや事業の担当者とも会話ができるようになりたいですね。会話というのは「それぞれの共通言語を持つ」という意味です。

先ほどインフラ・アプリ間の相互理解を深める話をしましたが、その先には事業担当者がいて、そこにも相互理解の課題が存在しています。ITと事業が一緒になって改善に取り組まなければいけないはずなのに、その相互理解が希薄だとスピードやクオリティの面で遅れをとってしまいます。

今後、「インフラ・アプリ・事業」が一体となってより良いサービスを作るには、三者の間で橋渡しができる存在が必要だと感じています。どのような形かは模索中ですが、将来的には私がその間を繋ぐことができる存在になりたいです。 

取材・文=ファーストブリッジ 藤島知子
(2024年3月時点の情報です。)

宮本太一Taichi Miyamoto
パーソルキャリア株式会社
テクノロジー本部
インフラ基盤統括部
システム共通BITA部 インフラグループ
リードエンジニア
2017年 パーソルホールディングス グループIT本部 入社。2019年に発足したグループ全社向け次世代クラウド基盤のNW設計PJTのPMを経て、次世代クラウド基盤企画と、運用チームの管理に従事。2022年4月よりパーソルキャリアへ出向。インフラエンジニアとして、基幹システムのクラウドリフトを担当。

―― 合わせて読みたい記事

自分に素直に誠実に。はたらく未来をこの手で切り拓く―新卒採用担当者インタビュー 

パーソルグループのテクノロジーの“近い未来”と“遠い未来”を描き、形にする

IT人材のキャリア採用をリードし、「テクノロジードリブンの人材サービス企業」の体現を目指す

入社をゴールにせず、IT人材がはたらきやすい環境を整備する

ページの先頭へ