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【登壇レポート】BoxWorks Tokyo 2024「Keynote session:働き方の未来を創る×はたらいて、笑おう。」 

2024年6月25日、ザ・プリンス パークタワー東京にて開催されたBox Japan主催「BoxWorks Tokyo 2024」キーノートセッションに、パーソルホールディングスCIO/CDOの柘植悠太が登壇しました。 

本イベントテーマ「働き方の未来を創る」と、パーソルのグループビジョン「はたらいて、笑おう。」から、パーソルグループが描くテクノロジー活用によって変化するはたらく未来について、当日お話しした内容を一部抜粋・編集の上でご紹介します。 

テクノロジーを活用し、社会課題の解決へ 

みなさん、こんにちは。パーソルホールディングス 執行役員CIO/CDOの拓植です。 

パーソルグループでは、人材派遣サービスのテンプスタッフ、転職サービスのdodaなど、総合人材サービスを展開しています。私たちは、テクノロジー活用によりお客さまへの多様なはたらく機会の提案、また社員の新しいはたらき方の実践を進めています。 

今、労働市場の課題として、「労働力人口の減少」「高まらない生産性」「はたらき方の多様化」など、さまざまな社会問題があると考えています。私たちはテクノロジーを活用し、それらの社会課題を解決しようと考えています。 

お客さまへのテクノロジーを活用した多様なはたらく機会の提案

1つ目は転職支援サービス「ミイダス」。これまで、求職者はスキルや経歴で転職を選んでいたのに対して、「ミイダス」では「活躍可能性」から企業を検討できます。「活躍可能性」は、自身の行動・思考の特徴などを可視化し、ビジネスパーソンとしての強みがわかるというものです。同様に、企業も応募があった求職者のフィット度合いが一目でわかるようになっており、「活躍可能性」をもとにした応募によって採用のチャンスが広がっています。 

2つ目は、副業・フリーランスといったプロフェッショナル人材の総合活用支援サービス「HiPro」です。「HiPro Direct」においては、登録者の7割以上が会社勤めをしている方です。また、掲載されている案件の9割以上がリモートワークで実施することができるため、本業や住んでいるエリアなどを問わず、副業にチャレンジすることが可能です。(※2023年5月調査)副業は、転職という大きな決断せずとも、キャリアを積んだり、自分のスキルを試すことができます。今後、副業がより広がっていくことで、はたらき方が多様化していくと考えます。 

3つ目はアルバイト領域です。皆さんのアルバイトのイメージはどのようなものですか?これまで、企業は求人媒体に広告を出し、個人は履歴書を書いて提出し、そして応募・面接をして、決まったらシフトを出して、はたらいた翌月に給料が払われるのが一般的でした。スキマバイトサービス「シェアフル」では、明日どこではたらこうか?と考え、自分がはたらきたいと思った案件に応募をしたら面接をせずに出勤し、勤務後は最短30秒後に給料が支払われる仕組みになっています。 

社会課題の解決に向き合うこれらのサービスを支えるのがテクノロジーです。内製開発、新しいマッチングアルゴリズム、プロセスのオートメーション化など、テクノロジーによって多様なはたらく機会の提供を実現しています。 

社員の新しいはたらき方の実践 

続いて、社員に対する新しいはたらき方の実践をお話しします。 

パーソルグループではリモートワーク、居住地フリー、テクノロジー専門の人事制度、複業制度などさまざまなはたらき方の制度を整えています。 

加えて、人材育成、リスキリングについてご紹介します。弊社では、毎年10名以上、国内グループ会社から立候補したIT業務未経験の社員に対して、半年間業務を離れて専門知識を学習する機会を提供し、テクノロジー人材へと育成をしています。スキルを身に着けるだけでなく、育成後は、IT部門に配属して異動してもらうことがポイントです 

また、昨今注目が集まる生成AIについては、グループ社員を対象に生成AI活用のためのアップスキリングを実施しています。Teamsなどの社内コミュニケーションツールを使って、学びたい社員が集まり、有機的につながりながら学ぶ研修や社内イベントを実施しています。また、GPT-4oを搭載した社内専用GPT「PERSOL Chat Assistant」はCHASSUというキャラクターを作り社内利用を促進しています。 

社内専用GPT活用の成果は、平均すると月3.3時間の業務時間削減となりますが、中には月10時間以上業務時間が減っているという社員もいます。どのように活用するとより生産性を高められるのか、引き続き模索していきます。 

テクノロジーで人の可能性をひらく 

私たちパーソルグループは、テクノロジー活用によって、人の可能性をひらき、新しい体験価値を提供することで社会課題を解決していきたいと考えています。 

20年前のはたらくイメージと10年後のはたらくイメージは全然違いますよね。本日この場にお招きいただいたBox様は「人と組織の働き方の変革」というビジョンを掲げていらっしゃいます。私たちの目指す「はたらいて、笑おう。」は、Box様との共通点でもあり、一緒に課題を乗り越えていってくれる心強いパートナーだと感じています。同時に、本日この講演をお聞きくださった会場にお集まりの皆さまとも、「働き方の未来」を共につくっていけたらと思っております。 

(2024年6月時点の情報です。) 

柘植悠太Yuta Tsuge
パーソルホールディングス株式会社
執行役員 CIO/CDO
2006年同志社大学を卒業、パーソルキャリア(旧インテリジェンス)に新卒入社。法人営業を経て、事業企画部門にて人材紹介、dodaなどの主要事業の事業戦略を担当。その後、事業におけるデザイン活用・デジタル技術活用に積極的に取り組み、ビジネス・テクノロジー・クリエイティブの三位一体で事業開発に臨む新鋭的な組織編成に注力。時代に先駆けた体制で既存事業・新規事業の開発に挑む。現在はホールディングスで執行役員CIO/CDOとして、グループ経営およびグループ全体のIT/デジタル化の推進を担当。

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