ITサービスの価値最大化を目指してー2023年度新人賞受賞者インタビュー
テクノロジードリブンの人材サービス企業を目指す、パーソルグループ。同じ志をもつテクノロジー人材が次々とジョイ
ンしています。今回は、2023年度にパーソルホールディングスに新卒入社し、新人賞を受賞した入社2年目の谷津(やつ)に、受賞の感想や社会人1年目の歩み、今後の目標について聞きました。
オンライン留学からIT領域に興味を持ち、パーソルホールディング
スへ
ー大学時代の専攻を教えてください。
大学では、言語文化学部のロシア語専攻でした。ロシア語はどのような言語かまったくイメージがつかず、逆に気になって選んだんですよね。大学2・3年生あたりで長期留学を検討していましたが、コロナ禍に入り、現地に行くことは叶いませんでした。
その代わりに経験したのが、数週間にわたって現地の語学学校の授業を受けるオンライン留学です。この経験を通じて「ITがあれば、どこでも留学できるんだ」と感じ、IT領域に興味がわきました。
ーオンライン留学の経験が、就職活動に影響を及ぼしたのですね。
そうですね。ただIT領域のほかに、人材業界にも興味がありました。長い人生の多くの時間を費やす仕事の時間をポジティブな感情で過ごせれば、人生の大半を前向きに過ごせるのではないかと考えていまして。多くの人材の「はたらく」をサポートして、ワクワクさせられる仕事に就きたいという思いから、人材業界を検討していました。
そんなときに、人材×IT業界を掛け合わせたパーソルホールディングスの仕事を知り、興味を持ちました。IT領域に関心はあるものの知識はまったくなかったので、面接の逆質問タイムに文系学部出身で活躍されている先輩の情報を聞いたり、「仕事をしながらIT知識は身につけられる」と励ましてもらったことがきっかけとなり、入社を決めましたね。
ーパーソルホールディングス入社後は、どのような仕事を担当していますか?
現在はグループIT本部IT企画部サービス統括室サービスマネジメントオフィスに所属しています。
部門のミッションは、グループIT本部が提供するITサービスの価値最大化に貢献することです。
私がメインで担当しているのは、重大障害訓練の企画・実行です。重大障害訓練は、システム障害が起こった際の連絡体制における問題点の確認やコミュニケーションの流れを確認し、もしものときのリスクに備える訓練を指します。
このほかにも、インシデント管理や新機能導入時の変更管理なども行っています。いずれにしても、グループIT本部が提供するパーソルグループ内の仕組みがうまく回るように管理・運用しているほか、社員の業務を効率化し、成果を最大化する役割を担っています。
最大の成長ポイントは、先輩の背中から学んだ自主的にチームにはたらきかける姿勢
ー谷津さんは23年度の活動を通じて、新人賞を受賞されたそうですね!受賞時の率直な感想を聞かせてください。
新人賞の評価のもととなる成果発表会には、同期となる社員のほか、評価者となる役職者の方が複数名いらっしゃいます。さらに100名を超えるパーソルホールディングスの社員がオンラインで試聴していました。そんな環境でとても緊張していたことと、ほかの同期もすばらしい発表をしていたこともあり、「私が!?」という驚きの気持ちが大きかったです。
また、発表準備では上司や先輩に大変お世話になったので、自分ひとりでは取れなかった賞だと感じました。練習段階でのフィードバックがなければ、今回の受賞はなかったと思います。
ー谷津さんが発表した内容を簡単に教えてください。
自分の意見を伝える、自主的に声を上げられるようになったことが、この1年間での成長ポイントだと思っていたので、それを題材に発表しました。
もともと私自身は控えめな性格で、配属直後は私が貢献できることがわからず悩んでいたんです。その段階から、1年かけて「所属チームのサービスマネジメントオフィスでプロフェッショナルになりたい」と思えるようになるまで知識をつけたり、自分から行動を起こせるようになるまでの工夫や試行錯誤をまとめました。
ー「工夫や試行錯誤」について、具体的にどのようなことをされたのか、詳しく伺えますか?
1つは「TTPS(徹底的にパクって進化させる)」です。
私は幸運なことに、社会人歴が長い先輩社員が多く所属するチームに配属されました。そのため業務をけん引している方々ばかりだったんです。そんな中、私は何に貢献できるのかと悩んでばかりだったのですが、ある時「悩んでも何も始まらない」と思うようになりました。そこでまず、資料作成や、チャット上での報連相など、身近な部分を徹底的に真似るところから始めたんです。
さらに、一度真似したものを自身に定着させるために日報を書いていました。周囲からどのようなことを学んだのか、自分には何が足りていないのかを振り返り、日々「進化する」ように意識していました。
「TTPS」を意識して行動したことで、少しずつできる業務の幅が増えていき、任せてもらえる業務が広がっていったと感じています。
ー「所属チームのプロフェッショナルになりたい」と思えたのはなぜでしょうか?
所属チームの先輩が本当にかっこよくて。先輩が自らはたらきかけることでどんどん企画を推進し実行するなか、当時の私は会議に参加しているものの発言すらできずにいました。
例えば今担当している重大障害訓練では「障害に対する意識が変わった」「チーム内で体制を考え直すきっかけになった」といった前向きな声が他部署から聞こえてくることがあります。先輩の進めていた企画が「こんな形でパーソルグループ内の役に立ち、貢献しているんだ」と実感し、私もパーソルグループに貢献したい、プロフェッショナルになりたいと考えるようになりました。今は先輩の姿を見習いつつ、私のできることを何かしら探して提案したり行動に移したり、徐々にですができるようになってきました。
まずは目の前の業務で信頼を積み重ね、信念を持ってはたらく人材に成長したい
ー今後パーソルホールディングスで挑戦したいことや目標を教えてください。
具体的なキャリアプランは現在考え中なのですが、今の所属チームであるサービスマネジメントオフィスで「プロフェッショナルになりたい」という気持ちは強くあります。そうなるために、まずはITの知識をもっと獲得して目の前にある業務をしっかりこなすこと。信頼を積み重ねていくことが大切だと考えています。
ー最後に、学生時代からはたらくことに対する印象に変化があれば、教えてください。
はたらく前は、与えられた仕事を淡々とこなせば評価がもらえるイメージを持っていました。でも、実際に入社して今の部署に配属されると、「あなたは何がしたいの?」と自分の意志を思いのほか尊重してもらえる印象を受けました。今後は、自分の信念を持ってはたらける人材へと成長していきたいです。
―最後に、パーソルグループを志す学生にメッセージがあればお願いします。
やりたいことが明確な人ばかりではなく、まだ自分に合った職種がはっきりと分からない人など、さまざまな人がいるかと思います。私はいずれの場合であっても、「この会社・職種向いていないかも…」と思わないことが大切だと思っています。広い視野を持って行動すれば、きっと「ここだ!」と思える企業と出会えるはずです。
就職活動は、自分と向き合いながら多くの企業を知ることができる貴重な機会なので、楽しみながら進めてほしいです!応援しています!
取材・文=ファーストブリッジ 宮口佑香
(2024 年 8月時点の情報です。)
- 谷津希実Nozomi Yatsu
- パーソルホールディングス株式会社
グループIT本部 IT企画部
サービス統括室 サービスマネジメントオフィス - 2023年、パーソルホールディングスへ新卒入社。グループIT本部IT企画部サービス統括室に配属後、プロジェクトマネジメント/サービスマネジメントのルールの整備や運営、各種品質向上会議体の運営、重大システム障害対応改善活動業務に従事している。2023年度新人成果発表会「Step」にて「飛躍賞」を受賞。