パーソル全従業員の「安心で快適な仕事環境」を全力で支える、グループIT本部
こんにちは、TECH DOOR編集部です。
4つのテクノロジー部門「グループデジタル変革推進本部」「グループIT本部」「ITガバナンス部」「グループテクノロジー推進本部」について紹介していきます。
第二弾は、「グループIT本部」と「ITガバナンス部」のご紹介です!
―はじめに
パーソルグループは、中期経営計画2026で「テクノロジードリブンの人材サービス企業への進化」を掲げています。テクノロジー推進の大きな方針としては、おもに1.コア事業の価値向上、2. 新たな価値の創造、3. 環境のデジタル化の推進、4.テクノロジー人材・組織の進化の4つの枠組みを据えています。その取り組みの一つとして、CoE(Center of Excellence)をハブとして、グループ全体のテクノロジー人材・組織の拡充と、事業・サービスでの実装・活用の強化を目指しています。
そして、グループビジョン「はたらいて、笑おう。」の実現に向けたテクノロジー戦略の一つとして、環境のデジタル化によって従業員体験(EX)を向上させることを目指しています。
この、テクノロジーの力で、パーソル全従業員の「はたらいて、笑おう。」=「安心して自分らしくはたらける環境」を実現することをミッションに掲げているのが、「グループIT本部」です。また、パーソルグループ全域における会社・事業を取り巻くIT/セキュリティガバナンスを担う「ITガバナンス部」があります。

―グループIT本部とは?
グループIT本部は、パーソルグループ共通のインフラ・セキュリティ領域を担当する部門です。「ビジネスコアインフラ部」「ワークスタイルインフラ部」「セキュアアクセスインフラ部」「情報セキュリティ部」「IT企画部」の5部からなり、その下には16個の室を持つ、大きな組織です。

―グループIT本部の主な業務は?
グループIT本部では、「グループ共通のITインフラサービスの整備/最適化」、「グループ横断のワークスタイル変革」「グループ共通インフラにおけるセキュリティの企画・推進」の3つを主軸とした業務を担当しています。
1つ目の「グループ共通のITインフラサービスの整備/最適化」は、主にビジネスコアインフラ部とセキュアアクセスインフラ部が担当しており、具体的には、ITインフラサービスのクラウドシフト、インフラ基盤・ネットワーク基盤の企画・運用、ITインフラの次世代アーキテクチャ移行推進を担っています。
パーソルグループではリモートワーク制度や居住地フリー制度により遠隔地で勤務する社員も多く、さまざまな環境下においても安全かつ安定した仕事環境を保持していくために、日々努力しているのがこの部門の役割です。また、
2つ目の「グループ共通ワークスタイル変革」は、ワークスタイルインフラ部が担当しており、具体的には、従業員が使用するPC・モバイルの管理や環境整備をはじめ、共通グループウェアや社内プロダクトの企画・開発・運用、そしてグループサービスデスクの運営をおこなっています。
毎日の社員の「困った!」に対して迅速に対処する体制づくりから、社内のデジタル化やDX推進など、ITテクノロジーを有効利用できる環境を構築するうえで欠かせない役割を担っています。
3つ目の「グループ共通インフラにおけるセキュリティの企画・推進」については、情報セキュリティ部が担当しており、セキュリティ関連の企画・推進、SBUにおけるセキュリティ施策への実施支援を主に担っています。
多くの情報セキュリティの脅威から会社を守るため、機密情報の管理・保護の徹底、システムの強化、従業員の情報リテラシー向上などに尽力しています。
●ビジネスコアインフラ部
ビジネスコアインフラ部は、「クラウド推進室」「システムサポート室」「SBUインフラ推進室」「ネットワークインフラ室」の4室からなる、グループ共通のITインフラサービスのクラウドシフトを推進している部署です。
数年前より全社的にオンプレ環境を廃止し、クラウド環境への移行を進めており、グループ会社毎に異なる方針や環境条件の中で、グループネットワーク統合がなされていないグループ会社への統合支援や、再編やM&Aに伴うグループネットワークへの新規統合における方針の策定から企画・構築・運用までをトータルで支援しています。全社がよりスムーズにクラウドシフトできるようにけん引していく役割を持つ部門です。
●ワークスタイルインフラ部
ワークスタイルインフラ部は、「ユーザーインフラ室」「コミュニケーションインフラ室」「グループサポート室」「デジタルEX推進室」の4室からなる、グループ共通のワークスタイル変革に向けたインフラ企画・運用とグループ社員に向けたグループサービスデスクの運営を担う部署です。
日頃より社員が使用しているPCモバイルの運用方針の設計から、メールやチャットツール、ファイルサーバ、音声サービスなどの導入企画・運用、そして社員のデジタル環境におけるEX良化施策の企画など幅広い業務を担っており、日々安全で快適な環境で仕事ができる状況を支えている部署になります。
●情報セキュリティ部
情報セキュリティ部は、「サイバーセキュリティ戦略室」「SBUセキュリティ支援室」の2室からなる、グループ共通インフラにおけるセキュリティ関連の幅広い企画・推進と、SBUにおけるセキュリティ施策の実施支援を担っている部署です。
グループ共通のセキュリティールールに基づき、インフラに関するセキュリティ実装・SOC運用の方針・戦略立案から、時代や現場のニーズに合ったセキュリティ運用の高度化・自動化に注力しています。
●セキュアアクセスインフラ部
セキュアアクセスインフラ部は、「セキュアネットワーク室」「アイデンティファイインフラ室」「次世代アーキ推進室」「拠点ネットワーク室」の4室からなる、グループ共通のサイバーセキュリティ施策やITインフラにおける次世代アーキテクチャ移行を推進する部署です。
特に、コロナ禍を機に進んだリモートアクセス(VPN)施策のソリューション企画・導入・運用をはじめ、拠点ネットワークの整備と強化、そして安全にクラウドサービスを利用する仕組みの実装等、日々の安心かつ快適な仕事環境の整備と安定稼働を支えています。
●IT企画部
IT企画部は、「IT戦略室」「サービス統括室」の2室からなるグループIT本部所属社員をサポートする部署です。「IT戦略室」では、グループIT本部の組織運営や本部業務の運用サポートを担っています。具体的には、本部の方針・戦略の策定や、組織設計、組織運営における企画業務など、本部における業務がスムーズに運ぶような仕組みづくりがミッションになります。
また、「サービス統括室」では、本部におけるITサービス運営の支援が主な取り組みになります。具体的には、サービス運営にかかわる標準プロセス/ルールの策定と整備をはじめ、各プロジェクトの品質管理や組織内における教育・育成プログラムの企画設計なども担っています。
―ITガバナンス部の主な業務は?
CIO/CDO直下組織として「ITガバナンス部」があります。ITガバナンス部は、リスク管理における3つのディフェンスラインを考慮し、業務執行部門から独立してグループ全体のIT/セキュリティガバナンスモデルの構築、施策の実行、モニタリング等を担う部門です。「テクノロジードリブンの人材サービス企業」を目指すにあたってIT技術が正しく活用される状況を維持していくには欠かせない、まさにパーソルグループのビジネスの根幹に関わる重要な領域を担っています。
また、グループ中期経営計画2026において「ITガバナンス・情報セキュリティの強化」がテーマの一つとして掲げられており、新たな技術を活用しやすく、且つセキュリティも担保できるIT環境への転換期を迎えているなかで、非常に大きな役割を果たしている部門となります。
―終わりに
グループIT本部・ITガバナンス部では、テクノロジーの力ではたらく上でのストレスを解消し、グループ従業員がより安全に快適に、そして楽しくはたらける環境づくりを目指しています。
また、これから入社される方にも、「この会社すごいな」「こんなに良いシステム環境が揃えられているなんて!」「こんなに安心して働ける環境が整っているんだ!」と思っていただける会社にしていきたいと思っています。
そして、他社が参考にしたくなるようなIT・ガバナンスの理想のモデルの一つを、パーソルホールディングス発で立ち上げることを目指しています。ぜひグループIT本部およびITガバナンス部のこれからにご期待ください!
グループIT本部社員のインタビューも併せてご覧ください。

- 渡辺良夫Yoshio Watanabe
- パーソルホールディングス株式会社
グループIT本部
本部長 - 2000年早稲田大学大学院を卒業、米系投資銀行のIT部門でキャリアをスタート。日系の証券会社を経て、2017年11月にパーソルホールディングスに入社。IT戦略やIT予算、海外子会社を含むグループ全体のITガバナンスの設計など幅広く担当。2020年より、システム・スキル軸の組織から価値ドリブンの組織への変革を目指し、アジャイルマインドの浸透や、アジャイル組織運営を実現するためのプロセスの構築に取り組んでいる。2023年7月より現職。