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組織目標とライフワークが重なる部分にやりがいを感じる―データ分析のプロが実感するパーソルキャリアの魅力

テクノロジードリブンの人材サービス企業を目指す、パーソルグループ。同じ志をもつテクノロジー人材が次々とジョインしています。今回は、経験者採用で入社した太野(ふとの)に、現在の仕事とパーソルホールディングスではたらく魅力について聞きました。

新規事業創出の「型化」に挑む

—太野さんの仕事内容を教えてください。どんな業務を担っていますか?

いくつか兼務先があるのですが、主務は新規サービス開発本部サービス支援部のデータアナリストです。

—新規サービス開発本部とはどんな組織なのでしょう?

新規事業や新規サービスの立ち上げを支援する専門組織です。パーソルキャリアの主力事業である人材紹介事業以外に経営の柱となるような事業創出を加速するため、2023年春に設立されました。シード期やアーリー期など、新規事業の成長段階ごとにチームがあり、それぞれに対して必要な支援を提供しています。

—そのなかで太野さんの役割は?

データ基盤や分析まわりの責任者を務めています。

直近でもっとも力を注いでいる取り組みは「オールサポーターズ」プロジェクトです。「オールサポーターズ」プロジェクトは、パーソルキャリアで立ち上がりつつある多種多様な新規事業への支援を通じて、再現性のある「型」を生み出すためのプロジェクトです。熱い思いを抱いて事業の創出に臨むサービスオーナーが事業運営に専念できるよう、営業やマーケティング、データ基盤の構築など、事業運営になくてはならない各種機能を提供することで得られたノウハウを形式知化するために組織されました。ここで私は、顧客分析や事業分析に必要なデータ基盤の設計や構築、活用の支援をしています。

2社目の仕事で魅了され、マーケティングに開眼

—改めて、太野さんがパーソルキャリアに入るまでの経緯を教えてください。どのようなキャリアを歩んでこられたのでしょう?

実は私、パーソルキャリアが7社目なんです。大学を卒業して新卒で入ったゼネコンでは広報でしたが、2社目の食品メーカーで未経験ながらマーケティングに携わるようになり、それ以降、データによる課題改善に取り組んでいます。

—なぜ、2社目でマーケティングを志したのですか?

2社目に入社した当時は、ゼネコンを辞めて夫の地方勤務に帯同したことでキャリアにブランクが空いてしまったので、言われたことは何でもやるつもりで入社したんです。ただ入社してみると、当時の上司から「マーケティング部を立ち上げたいので、まず勉強してきてくれ」と言われ驚きました(笑)。何しろ経験のない仕事でしたから、外部研修にたくさん通わせてもらいました。

そこからひとりでマーケティング部門を立ち上げ、経験と勘、度胸頼みの商品開発から、データドリブンな商品開発への脱却を目指しはじめ、最終的にマーケティング意識を会社全体に浸透させることになろうとは、かかわりはじめた当初は想像すらできませんでした。いま思えば、こんなにやりがいのある仕事に私を抜擢してくださった当時の上司には感謝しかありません。

—その後はどんな経験を?

当時勤めていた食品会社は業務用の食材を扱う会社だったので、今度はデータ量が圧倒的に多いBtoCを経験したくて、100万人以上の会員を擁するスポーツ関係のWebサイトのマーケティング職に転職しました。その後は、アドテク、データプラットフォーム、教育系企業でデータサイエンティストやコンサルタントを経て、2020年に現職という流れです。

—さまざまな業界を経験しているんですね。

私の専門領域では、マーケティングにせよ、データ分析にせよ、商材や分析対象が違っても変わらないところとガラッと変わる部分があります。これまでの転職を振り返ると、このガラッと変わる部分をたくさん経験したくて、あえて同じ業界を避けるようにしていました。

社外のコミュニティ活動を通じて、知人や友人から「面白い仕事があるよ」と教えてもらった仕事が、未知の領域で、かつ好奇心が刺激される分野だと、いても立ってもいられなくなってしまって(笑)。それで転職回数がちょっと多くなってしまいました。

入社してわかった自由度の高い仕事と懐の深さ

—そんな太野さんが、パーソルキャリアに興味をもったきっかけは?

「大学受験」は、人生にいくつもあるマイルストーンのひとつにすぎません。それなのに日本の教育産業での大学受験は人生の最終的なゴールのようになっています。あるとき、はたらく女性としても、子どもを育てる母親としても、そんな業界のあり方に違和感があると、先輩に訴えたところ意外な反応が返ってきました。「だったら、うちにきてみたら?」といわれたからです。その先輩の勤め先こそ、パーソルキャリアでした。

—パーソルキャリアに入社した決め手は?

『人々に「はたらく」を自分のものにする力を』という、パーソルキャリアのミッションがすごく良いなと思ったのが大きいですね。

実は私、仕事以外の個人活動として、高校生向けの出張授業や東京都の高校生起業勉強会のメンターをさせていただいているのですが、常々「はたらくことは、食べていくために仕方なくやるものでもなければ、ましてや辛いことでもなく、楽しみを見つけたり、やりたかったことを実現したりするためにある」と、伝えていたのでとても惹かれました。私自身の実感としても、与えられた仕事でも主体的に面白さを見つけ深掘りした結果、多くの人に喜ばれる結果を残したことが何度もあります。だからこそパーソルキャリアのミッションに一際魅力を感じたんでしょうね。

—入社していかがですか?率直な感想を聞かせてください。

こんなに自由度が高い会社はなかなか無いなと思いますね。子供を育てながらはたらいていますが、育児への配慮も行き届いていますし、先ほども触れた社外での個人活動についても応援してもらっています。入社以来「やっちゃいけません」っていわれたことは一度もありません。懐が深い会社なんだと感じますね。

—充実した毎日を送られているようですね。そんな太野さんにとって仕事のやりがいを感じる瞬間は?

これまで6社で15年以上にわたりマーケティングやデータ分析に携わってみて思うのは、そのおもしろさと同時に、事業貢献につなげるまでの難しさです。いま取り組んでいる「オールサポーターズ」は、まさに新規事業のスタートダッシュを型化することによって再現性ある取り組みに変えることにほかなりません。この取り組みを通じてデータ活用を阻む壁が少しでも低くなれば、データ分析の成果が事業貢献につながりやすくなるはずです。こうした長年悩まされた大きな壁を壊すためのチャレンジができること、それ自体が私にとっての大きなやりがいです。

—新規事業立ち上げに必要な要素が型化されれば、成功例の数が一気に増えそうですね。

そうですね。いまは社内の新規事業を対象にした取り組みですが、できあがった型をさらに磨き込めば、これ自体が新サービスとして事業化できるかも知れません。いまはまだ個人的な思いに留まりますが、いつか事業化にチャレンジできたらいいですね。夢が広がります。

人生に無駄などひとつもない

—さまざまな業界での経験を踏まえ、太野さんは現在の仕事をどのように位置づけていらっしゃいますか?

パーソルキャリアを知るまで人材業界はとても遠い存在で、転職先として考えたことすらありませんでした。でも振り返ってみると、企業も事業も人がつくり動かすもの。そう考えると人材業界ではたらく意義は計り知れません。すべてはつながっているんだなと思いますし、人生に無駄なことなんてひとつもないなって感じます。

—人材業界ならではのおもしろさもありそうですね。

そうですね。個人の経歴やスキルだけでなく、その人を取り巻くソーシャルグラフを含めて、企業価値を高められる人材にはどんなタイプや傾向があるのか、可視化できたら、新しい事業を生み出す原動力になるかも知れません。パーソルキャリアには人材にまつわる豊富なデータと知見が集まっており、新規事業を生み出す営みは、まさに、これまで培ってきた会社の資産を活かすことにも通じます。自分に制限を設けずあらゆることに挑戦し、組織としてはもちろん、私自身も常にブレークスルーを狙い続けたいですね。

—これからもチャレンジが続きそうですね。

はい。仕事で成果を出すのはもちろんですが、個人としても活動領域が広がっています。

東京都やデジタルマーケティング研究機構、日本マーケティング学会など、社外でのさまざまな活動は私にとって大切なライフワークです。2025年からは大学生向けの奨学金団体の選考委員を務めることになり、活動領域も広がっています。パーソルキャリアは個人のやる気を阻害するどころか伸ばしてくれる会社なので、社外で得た知見や人脈を社内に還元できるよう、どちらも全力で取り組むつもりです。

—最後に読者のみなさんにメッセージをお願いします。

パーソルキャリアには、転職希望者を支えるキャリアアドバイザーや、人材不足に悩む企業を支援するリクルーティングアドバイザーに加え、先端テクノロジーを操るエンジニアもいれば、高度な分析技術を駆使するデータサイエンティストも数多くいます。新規事業も続々と立ち上がっており、人材業には括りきれないさまざまな仕事があります。ですから飽きっぽい人でも大丈夫。3年で飽きてしまっても、それを10回繰り返せるくらい幅広い事業があるからです。私が太鼓判を押しますので安心して飛び込んできてほしいですね。

取材・文=グレタケ 武田敏則
(2025年1月時点の情報です。)

太野英恵Hanae Futono
パーソルキャリア株式会社
新規サービス開発本部
新規サービス開発統括部
リードデータアナリスト
成蹊大学文学部英米文学科卒。新卒入社時は広報職を、2社目のメーカー以降の数社でマーケティング職を経験。主にマーケティングリサーチや消費者行動分析、事業性評価などの領域におけるデータ分析業務に従事。2020年にパーソルキャリアに入社し、新規事業立ち上げや人材事業領域のデータアナリストとして勤務。データ基盤構築からデータ整備、各事業の顧客分析までを広く担当する。このほか、教育領域に強い関心をもち、個人的活動として高校向け出張授業や東京都による高校生起業家養成プログラム「起業スタートダッシュ」などで、外部メンターにも取り組む。

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